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朝霞市は男女平等社会の実現を目指しています 「初めてのパトロール」

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埼玉県朝霞市

10月11日、埼玉県「減らそう犯罪の日」に一斉パトロールを行うとのことでお声がかかり、私が住む地域でもパトロールを行うこととなり、私は初めて参加させていただきました。
今年は10月でも暑い日が多く、参加者には高齢な方もいらっしゃったため、短い時間でのパトロールにしました。
参加者の半分ちょっとが女性で、年代はバラバラ。そのように選んだわけではないのですが、バランスの良いメンバー構成だったように思います。
パトロールに出発した途端に、参加者からいろいろな角度からの意見が次々と出てきました。
ある年配女性の参加者は、親目線で、通学路の脇の伸び切った草で視界が悪くなり、交通安全の面でも、防犯の面でも危険だと。そこの状況を見て、どんなリスクがあるのかを想像する、子育て経験者のチカラの重要性を感じました。
また、ある30代女性の参加者は、高齢な親を持つ者としての目線で、この家は昼間は高齢者のみの家だから、特殊詐欺や強盗の不安があるなと。ちょうどその家の方がお庭にいらしたので、声をかけてみました。このようなちょっとしたコミュニケーションも地域みんなで犯罪を防ぐチカラになるように思います。
パトロール後半で、参加者の中で一番高齢の男性参加者が私たちから遅れをとっていたので、歩くのが速かったかなと思って待っていたら、排水溝や水路を見ながらユックリ歩いていました。ここはもっと掃除をして、雨の時に冠水しないようにしないとなぁと、また違った面から街をじっくり見ていたようです。
その他、最近ここは頻繁に車が停まってるね、ここは一時停止する車が少ないなぁなど、メンバーそれぞれが感じていることを意見交換しながら歩きました。
こういった地域の力は見直されるべきだと思ったのと同時に、やはり何をするにも女性も男性も年齢を問わず、一緒に取り組むことで視野も広がり、問題点も浮上してくるのだと感じました。また、防犯パトロールではありましたが、防災の目線からもパトロールは重要だと気付くきっかけにもなりました。そして、パトロールをして満足してしまうのではなく、それぞれの立場でできることはないか、どんなことならできるかを考えるところまでやっていけたらと思いました。
メンバーからは、まず見直しや工夫をしたり、行政に相談したりなど、動いてみないと変わらないねとの意見があり、今回のように、活動を共にすることで、連帯感が生まれ、意識が高まるのだと気付かされたパトロールでした。
※このコラムは、「男女平等推進事業企画・運営協力員」と協働で、日々の生活の中で感じている「男女平等」について、執筆しています。

問合せ:それいゆぷらざ(女性センター)
【電話】463-2697

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