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自治体の皆さまへ

議会だより(6)

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埼玉県朝霞市

■教育環境関係
◆不登校対策について
宮林智美議員:令和5年度において、不登校児童生徒数は小学生176人、中学生265人、さわやか相談室へ来室した延べ人数は小学生11人、中学生8,070人ということから、中学校のさわやか相談室を利用できている小学生は少数です。小学校にも居場所としてのさわやか相談室が必要です。国も進めている、登校しても教室に行きづらい子どものための学校内の居場所となる「スペシャルサポートルーム」の設置についての市の考えと相談機能も考えているか伺います。
教育長:学校には登校できるけれども、教室に入ることができないという児童にとって、別室登校ができる居場所が学校にあることは非常に有用であると捉えています。市においても、令和7年度よりスペシャルサポートルームを設置できるように今、準備を進めています。まず、朝霞第六小学校に設置し、運用状況や効果を検証し、さらに設置を拡大できるように検討を進めていきます。
学校教育部長:機能については、別室登校する児童への学習支援、居場所づくり、相談員による教育相談等も備えた場所とするべく、事業内容を検討しているところです。
その他の質問項目:HPVワクチン予防接種延期の周知/市主導の防犯カメラを/北朝霞西口ロータリーの改修について/まちなかベンチについて/地域問題

◆インクルーシブ教育の推進
遠藤光博議員:共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育のため、特別支援教育の推進は欠かせません。今特別支援教育を受ける児童生徒数が朝霞市でも増加傾向にあります。その中で特別支援学級を担当する教員の専門的スキルが必要であり、さらに福祉的視点も重要です。特別支援教育が必要な児童生徒は一人ひとり特性が違います。現場の声をよく聴いて丁寧な対応をお願いしたいと思うが、市教育委員会の取り組みを伺います。
学校教育部長:市では、特別支援学級の授業研究会や研究協議、あさか教師塾としての特別支援教育コーディネーター研修を毎年実施するなど、必要な資質の向上を図っています。
また、新担当者については、県が主催する特別支援学級新担当者研修に1年間参加し、専門的な指導や支援の方法について学んでいるほか、県立特別支援学校が開催する研修会等への参加も推進しています。また、福祉的視点から教員に向けて、社会福祉協議会が主催する福祉教育研修への参加を促しています。埼玉県発達障害総合支援センター主催で毎年実施される幼保から小学校へつなぐ特別支援教育研修の地域連携講座では、福祉の視点等を踏まえた障害児支援に関する内容について取り上げられており、市内各小学校への参加の呼びかけも行っています。
その他の質問項目:防災対策・冠水被害地域の道路清掃を・全天候型防災訓練の実施を/彩りあふれるみどりの朝霞に・今後新たな植樹を/公園の整備 他

◆武道館改修工事の進捗状況と今後について
石原茂議員:武道館は昭和51年に建設され、柔道、剣道、なぎなたをはじめ27団体、年間約3万人が利用し、国体をはじめ全国大会、関東大会に出場し、輝かしい成績を残した方もいます。礼儀作法はもとより、互いに信頼し助け合うことで、自分も世の中の人も共に栄えるという自他共栄の教えが武道教育です。今回の改修工事で利用者が望んでいた空調の整備や畳下へのスプリングが設置され、これからも日本古来の武道を愛好され、稽古に励まれることと思います。現在の武道館の改修工事はどのように進んでいるか伺います。
生涯学習部長:武道館の改修工事は、本年1月から開始し、耐震改修工事、エレベーター設置、屋上防水、外部塗装などを終え、現在、内装工事の仕上げを行っています。今後、外構工事や太陽光パネルの設置などを行い、予定どおり来年3月に完了する見込みです。
その後、シルバー人材センターの建設工事が行われますが、工事中の利用者駐車場については、送迎や荷物の積み下ろしスペースを含め、数台分の確保を予定しています。
その他の質問項目:あずま地区の街づくりについて・南地区、北地区について/部活動の地域移行の進捗状況について

◆学校給食のおかずが減っていることについて
本田麻希子議員:学校給食で「おかずの小鉢がない日がよくある」「子どもが給食が少ないと言っている」というお話を伺いました。実際に献立表を見ると、小皿のおかずがない日があります。材料費をやりくりして、おかずを増やすことはできないのでしょうか。
学校教育部長:米飯などの主食や牛乳といった基本物資の金額が上昇しており、おかずなどの副食で使用する食材をより安価なものにするということで工夫を図ってきました。しかしながら、長引く物価高騰で想定を上回る支出となっているため、10月から月平均で栄養価に大きな影響のない範囲で、週1回程度デザートやフルーツなどの小皿を1品減らすということで、1食の単価内で給食が提供できるよう調整しています。
その他の質問項目:障害児や医療的ケア児の保育/障害福祉サービスの展開/保健師育成の課題/国民健康保険税の負担増/わくわくワゴンの運行/女性支援

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