議会だより(7)

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■教育関係
◆教員逮捕事件に対する指針の検討体制
黒川滋議員：教員逮捕事件と9月定例会の市議会の附帯決議に対応して、教職員による性暴力防止指針検討会の発足が提案されています。委員4人はどのような職にある方か。この検討会は地方自治法第138条の4の附属機関として条例による設置をしなければ、謝金であれ報酬であれ違法支出にならないか。委員にはどのような人を人選するのか。事件が体罰を組織として見逃した経緯からは、組織ガバナンスに関する助言者を求めているのですか。
学校教育部長：人選については、臨床心理の方など心理に知見のある方、弁護士、警察の方を予定しており、外部として正しい価値観を持っている方が入ってくれると思っています。
また、今回は附属機関で諮問するということではなく、あくまでも庁内会議の位置づけで、専門の方々に意見を伺う、ご指導いただくという会議体を設置して謝金を支払うという形で考えております。
組織ガバナンスの問題もありますが、子どもたちのことを幅広く理解してもらえるような、そして、先生たちのことも含めて課題を考えてもらえるような人選を優先していきたいと思っています。
その他の質問項目：職員離職防止の取り組み/学校関係の労働コンプライアンス/来年度予算の編成状況/図書館の未来

◆物価高騰が続く中、給食費の負担軽減を
石川啓子議員：食材費や光熱費の高騰が続き、市民の暮らしは厳しい状況が続いています。昨年、給食費が値上げされ、現在は値上げ分を市が負担していますが、来年3月までとなっています。来年度以降も保護者負担の軽減を継続してください。食材費が高騰して困っているのは子育て世帯です。さらなる値上げは行うべきではありません。
学校教育部長：学校給食の食材は、原則、受給者負担の考えから、保護者の皆さんから徴収する学校給食費で賄うこととなっています。現在は、保護者負担の学校給食費と給食費の改定時から市が負担している改定分の月額500円を合算した金額で賄っています。しかし、昨今の物価高騰は現在も継続しており、その金額では追いついていないという状況です。安定的な給食を継続するためには、学校給食費の改定というのを検討せざるを得ない状況にあると考えています。
なお、来年度以降の給食費については、現在検討をしています。
その他の質問項目：国民健康保険税の値上げ/マイナ保険証/ハラスメント防止の取組/待機児童解消/不適切な保育の対応/水道料金軽減

■建設関係
◆市指定緊急輸送道路の整備状況について
兼本尚昌議員：激甚化する災害に備えることが、重要な市政運営のテーマだと考えます。災害発生時の倒木による電力線切断に伴う大規模停電の発生、緊急輸送道路の閉塞からくる初動とその後の復旧の遅れなどを防ぐために街路樹の事前整備が重要であり、倒木による、1.電力線切断を防ぐ対策、2.交通障害を防ぐ対策、3.街路樹の樹高を抑えるなどの対策を強く要望するとともに現状と課題について伺います。
都市建設部長：倒木による電力線の切断等の対策については、電力線の所有者である東京電力により支障となる枝のせんていをそのつど行っています。
また、市でも定期的にせんていを行い、生育に異常が認められる場合には伐採を実施しています。街路樹は、近隣住宅や車両の通行などへの影響を考慮し、枝葉を短めに切り詰めていますが、造園業者と相談のうえ、可能な場合には高さを抑えるせんていについても検討していきます。
その他の質問項目：子育て支援アプリ導入/小中学校のWi-Fi環境/HP作成・更新作業の統一化/タブレット端末補償保険料の削減について

◆黒目川に人道橋を架けることについて
田辺淳議員：市内にはさまざまな親水施設がありますが、水に親しむ施設の維持管理にまだまだ課題が残されているように感じます。今回は特に、二中とわくわくどーむを挟む黒目川に人道橋を架けることについて、たびたび提案していることではありますが、市長にお伺いします。市内に架かる多くの橋と橋の距離がおよそ400m前後であるのに、この岡橋と花の木橋の間は800mを超えています。市民憩いの場、黒目川を回遊するルートとして、ここに橋が架けられたらいいと思いませんか。
市長：橋の設置については費用対効果を考えるとなかなか難しいと考えます。今すぐにというわけではありませんが、第二中学校を建て替えたときに、プールを造らないでプール利用をわくわくどーむにするということがあれば、人道橋も造る可能性はあると思います。また、第三中学校が第2グラウンドに行くのに橋がありますので、そのような考えもあると思います。
その他の質問項目：「置いてきぼり社会」の現状について/来年2月のごみ処理施設の契約(500億円超)と、市財政への負担・影響について/諸計画について