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自治体の皆さまへ

特集 みんなで考える公共施設のみらい

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埼玉県東松山市

皆さんが普段利用している市民活動センターや体育館、クリーンセンターなどの公共施設は、人口増加や市の発展にあわせて整備されてきました。
こうして整備された公共施設は、建築から30年以上経過したものも多く、改修や建替えの必要が出てきています。全国の自治体においても、今後どのように公共施設を維持保全していくのかが共通の課題です。
今回の特集では、東松山市マスコットキャラクターのまっくん・あゆみんと一緒に、東松山市の公共施設の現状を確認しながら「公共施設のみらい」について考えていきたいと思います。

■東松山市の公共施設の現状
○改修時期を迎える公共施設
まっくん:市にはどのくらいの公共施設があるの?
あゆみん:市の公共施設は198施設、延べ床面積は約25万平方メートル(※)もあるんだよ。
※学校の教室約3,500教室分

公共施設の用途別面積割合

まっくん:学校の床面積が全体の半分近くあるんだね。

まっくん:たくさんの公共施設があることは分かったけど、今なにが問題になっているの?
あゆみん:市の公共施設の多くが、1970年代から1990年代にかけて整備されて、近い将来これらの建物が改修や建替え時期を迎えることになるんだよ。

建築年別の公共施設延べ床面積

まっくん:公共施設の約6割が、建築から30年以上経過しているんだね。

○ここまでのまとめ
・公共施設は人口が増加した1970年代から1990年代にかけて整備されており、約6割が建築から30年以上経過しています。
・公共施設の多くが同じ時期に整備されたため、近い将来、改修や建替えの時期を迎えることになります。

■東松山市のこれから
○将来的に減少していく人口
まっくん:東松山市の人口は、これからどうなるの?
あゆみん:
市の人口はいずれ減少し、高齢化も進んでいくことが予想されているよ。
これにあわせて、市民の皆さんの公共施設の利用状況やニーズも変化していくと考えられるよ。

市の総人口及び年齢3区分別人口の推移及び推計

○更に厳しくなる財源の確保
まっくん:公共施設がたくさんあった方が良いけど、古くなった公共施設を直すお金はあるのかな?
あゆみん:人口減少や高齢化によって、市の財政は今以上に厳しくなっていくことが予想されているよ。そのため、公共施設を直すために使えるお金をこれまでどおりに確保することは難しくなっていくよ。

■公共施設をこれからも維持するために
まっくん:では、公共施設をこれからも維持するためには、どうすればいいの?
あゆみん:
○安全で効率的な公共施設の維持保全
故障や不具合が進んでしまってからの修繕では、安全面で問題が生じるだけでなく、直すお金も多くかかってしまうよ。
施設の点検を行いながら修繕する順番を決めて、効率よく修繕していくことで、公共施設を長く使えたり、維持費を少なくしたりすることができるようになるよ。

○市民ニーズを踏まえた「公共施設のみらい」の検討
公共施設を改修、建替えをするときには、市民の皆さんが公共施設に求めるサービスを把握し、必要な機能を維持向上させていくことが大事だよ。
公共施設はまちづくりの重要拠点だから、施設の再配置や複合化も含め「公共施設のみらい」を市民の皆さんと一緒に考えることが大切だと思っているよ。

■皆さんへ
公共施設の適正化を進めるにあたっては、市民の皆さんのご協力が必要です。今後は、市から公共施設のさまざまな情報を発信し、市民の皆さんとの共通認識を図りながら「公共施設のみらい」を共に考えてまいります。

グラフ等を含むこの特集は、東松山市公共施設等総合管理計画を基に作成しています。
計画は市ホームページでご確認いただけます。

特集に関する問合せ:管財課
【電話】21-1423【FAX】23-2236

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