■八雲神社(やくもじんじゃ)の社殿(しゃでん)
本町1丁目の八雲神社社殿は安政(あんせい)6(1859)年に建てられました。社殿の至いたるところに彫刻(ちょうこく)が施(ほどこ)されており、注目すべきは社殿壁面(へきめん)に飾られた大きな彫刻です。東側に須佐之男命(すさのおのみこと)による大蛇(おろち)退治、西側に神功皇后(じんぐうこうごう)による新羅征伐(しらぎせいばつ)、北側に天照大神(あまてらすおおみかみ)の天岩戸(あまのいわと)の場面と、日本神話に基づく見事な彫刻が彫られています。これらは、大里郡河原明戸(おおさとぐんかわらあけと)村(現在の熊谷市)在住で、箭弓稲荷(やきゅういなり)神社の彫刻を手掛けた飯田仙之助(いいだせんのすけ)が、弟子3人に技を競わせて作らせたものとして伝えられています。
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