■鏡文字
先日、大岡市民活動センターで鏡文字の書道展を開催した中島栄次さんを紹介します。
中島さんが書道を始めたきっかけは、もともと字を書くことが好きで、大岡公民館(現在の大岡市民活動センター)で行われた親子書道教室に通ったことでした。もともと左利きでしたが、文字だけは右手で書いていました。しかし、長い時間、右手で書を書いていると手に疲れが出て、思うように書けなくなり、そこで利き手の左手で書いてみようということになったそうです。最初は、少し頭が痛くなることもありましたが、続けていくうちに面白くなり、すらすらと書けるようになったそうです。
最近は、地域の活動が忙しくなり、書を書く時間がないそうですが、書く前には、頭の中で鏡文字をイメージしてから筆をとるそうです。今回、お正月に合わせて「賀正」と書いていただきました。
中島さんに今後の目標を伺うと「まだまだ挑戦の域である。鏡文字のことをもっと広く知ってもらうためにも、もう少し極めていきたい。」とのことでした。かのレオナルド・ダ・ヴィンチも左利きで鏡文字を書いていたそうなので、中島さんも「日本のダ・ヴィンチ」として、今後も健康に気を付けて、鏡文字の制作に励んでください。
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