いきいきハッピー

42／49

■松山女子高等学校地学部
第67回日本学生科学賞高校の部、入選1等を受賞した松山女子高等学校地学部を紹介します。
松山女子高等学校地学部は現在、1・2年生約30人で週2回活動しています。星空の観測などを中心に活動を続け、また市民向け公開講座として「星空観察会」や「化石のレプリカを作ろう」などを開催しています。
今回受賞した研究テーマ「夜間の放射冷却による発電」という題目で、夜間の温度差から電圧が作られ、電力を推定するという内容です。この研究は2年生7人が中心となって活動し、実験のために学校に泊まり込んでは徹夜して、温度の変化を15分おきに測定したそうです。研究はその後も続けられ、最近では、1月の初旬の寒い中、実験を行い、腕時計を動かせるくらいの電力を生み出すことに成功したそうです。
受賞した時の喜びを代表の山下結生さんに伺うと「まさか選ばれると思っていなかったので、ビックリビックリ!すごくうれしかったです」と当時を振り返り満面の笑みで話してくれました。また、部長の藤井香央梨さんは「部長を初めて経験して同学年の友達や1年生といろいろな経験ができ、最後まで仲良く研究ができてよかった。今後は後輩たちに頑張ってほしいです」と述べてくれました。
2年生の地学部での活動は3月末で終わってしまうそうです。部活を引退しても笑顔で仲良く高校生活や受験勉強を頑張ってください。