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埼玉県東松山市

■金谷の餅つき踊り保存会
お正月に食べるものと聞くと連想される「お餅」。皆さんは実際に、お餅つきをしたことはありますか?
今回は金谷の餅つき踊りを継承する「金谷の餅つき踊り保存会」をご紹介します。
金谷の餅つき踊りはその昔、岩殿山に住む悪竜を退治した坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)に感謝して喜びのあまり踊りながら餅をついてもてなしたのが始まりと言われています。昭和52年には、埼玉県指定無形民俗文化財の指定を受けました。
餅つき踊りには変化に富んだ様々なつき方があり、その型は12型あります。基本は「三本杵(さんぼんぎね)」といって3人で餅をつきますが、呼吸が合わないとうまくつけません。それだけ、練習を積んできた経験やチームワークが鍵となる踊りです。
毎年11月23日に上野本の氷川神社で五穀豊穣を祈念して行われていた餅つき踊りですが、会員の高齢化や後継者不足で平成22年に一度活動を休止していました。しかし平成30年に多くの地域の若者たちが伝統継承のため加入し、復活を遂げました。昨年10月6日(日)には静岡県で開催された第66回関東ブロック民俗芸能大会に出場し、関東地域から選ばれた団体として披露をするなど、活動の場を広げています。
会長の鈴木新一(すずきしんいち)さんは活動を始めて50年以上になるそうです。過去には日本万国博覧会(大阪万博)など、様々な場所で披露されてきました。鈴木さんは「若い世代の皆さんにぜひ保存会に入っていただき、伝統ある金谷の餅つき踊りを継承して欲しいです」と未来を見据えた思いを語ってくれました。

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