◆「無料点検」だけでは終わらなかった!不安をあおり、新しい給湯器を購入させる手口に注意
▽事例1
「給湯器の点検に明日伺います」と見知らぬ業者A社から電話があった。使用中のガス給湯器は、ガス供給業者B社が販売・設置したものだったので、B社に問い合わせたところ、A社に点検を依頼していないとのことだった。
▽事例2
突然「給湯器の点検をする」と自宅に業者が来た。契約中のガス供給業者ではなかった。点検後、業者から給湯器が古く交換時期だと説明され、給湯器の交換工事の契約をしたが、家族に高額だと言われて工事を止めたくなった。
▽消費者へのアドバイス
・突然の電話や訪問で給湯器などの無料点検を持ちかけられても、安易に点検を受けないようにしましょう。
・まずは自分で給湯器の状態を確認してみましょう。
○確認のポイント
・給湯器の外装に錆(さび)や変形などの異変はないか。
・機器から水漏れはしていないか。
・異臭や異音はしないか。
いずれかに該当する場合は使用を中止し、販売店やメーカーに連絡しましょう(保証期間後の点検や修理は有料です)。また、給湯器は長期間の使用により重大な事故が起こる可能性があるので、国や業界団体では10年を目安に、販売店やメーカーによる点検(有料)・交換を推奨しています。
・契約してしまっても、クーリング・オフができる場合があります。
◆くらしの110番
困ったときは、消費生活センター等にご相談ください。
消費生活センターへのお電話は、消費者ホットライン【電話】188
問合せ:人権市民相談課
【電話】21-1414【FAX】23-2236
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