町長コラム

10／41

■自転車用ヘルメット～着用の努力義務化～
鈴木勝
子どもの頃、野田橋西側を下ったところには信号がなかった。今よりも交通量が少なかったことから、ペダルを漕がずにどれだけ進めるかという遊びをしていた。また、20歳の頃には、九州まで自転車旅行をした。上り坂で苦労し、下り坂はその見返りとして漕がずに「楽ちん」を楽しもうと思ったが、下りたところに信号があり、「人生の厳しさ」を学んだ。その後の埼玉県一周では、坂を下ったところのバス停に衝突し、自転車のフレームを曲げる大事故となった。さらに、秋田県から埼玉県まで国道4号線を上った時は、車のスピードの速さに恐怖した。千葉県及び茨城県を一周したときは、車道から歩道へコース変更した際、後ろを走っていた友人が段差に引っかかり、車道へ跳ね返された。幸いにも、車が来ていなかったため、大きな事故には至らなかった。
令和5年4月から自転車に乗る際、ヘルメットの着用が努力義務となった。欧州よりも遅い義務化である。ヘルメットの着用により軽傷で済んだという話を多く聞く。自転車に乗る際は、ぜひヘルメットを着用していただきたい。