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町長コラム 鈴木 勝

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埼玉県松伏町

■仕事は双方の笑顔ツール
猛暑の中、大落古利根川沿いの遊歩道を整備するため、地域の有志の方々が、定期的に草刈りを行っている。遊歩道の利用者は、有志の方々のおかげで遊歩道を気持ちよく利用できる。また、有志の方々は、利用者に感謝されることでうれしい気持ちになる。互いの笑顔をそこに見ることができる。仕事とは、互いが笑顔になることであると思う。
仕事をすると、大抵はその仕事に対する対価を得ることができ、双方が笑顔(利益)になる。例えば、家の建築を発注すれば、その大工は家族を養う収入を得ることができ、発注者も生活の基盤を得ることができる。そこには双方の笑顔がある。
しかし、被害が多い詐欺行為は、騙した者が不正に金品を搾取し、騙された者は非常に辛い経験となる。窃盗もまた同様である。本来の仕事とは全く異なり、双方の笑顔はそこにない。
子どもの頃に見たドラマで、「はたらく」とは「はた(傍ら・周囲)」を「楽」にするという言葉が語源になっていると聞いた。
利他の精神を忘れずにいたいものである。

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