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食塩摂取状況調査と尿ナトカリ比測定の結果を報告します

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埼玉県桶川市

■桶川市×香川栄養学園女子 栄養大学 食塩摂取状況調査と尿ナトカリ比(※1)測定の結果を報告します
(※1)尿ナトカリ比とは
尿中のナトリウムとカリウム比のこと。値が高いほど、高血圧症や循環器疾患のリスクが高まると考えられています。理想値は2.0未満。

食生活を形成する子どもと早期の生活習慣病予防を目的とした若い世代を対象に食塩摂取状況調査と尿ナトカリ比測定を行いましたので、結果を報告します。

◆調査の背景 なぜ調査したの?
「平成29年度埼玉県民栄養調査」の結果によると、桶川市民の1日の食塩摂取量の平均は、男性9.4ℊ、女性8.8ℊで、いずれも国の目標値(男性7.5ℊ未満、女性6.5ℊ未満)より、多くの食塩を摂取しています。また、令和4年度の桶川市の高血圧症における患者千人当たりの患者数は、国や県に比較して多い傾向があります。
(※KDB医療費分析(1)細小分類より)

○ナトリウムとカリウムの血圧への影響
ナトリウム:ナトリウムを多く摂りすぎると、体内のナトリウムの濃度を下げるために、細胞が水分を多く吸収します。そのため、血液量が増加し血管に負担がかかり、血圧が上がります。
カリウム:カリウムは腎臓でのナトリウムの吸収を防ぎ、尿へ排泄する働きがあります。そのため、カリウムを多く摂取すると血圧が下がります。一方で、カリウムの摂取が少ないと血圧が上がりやすくなります。

◆実施内容
調査対象:
・3歳3か月児健診受診者(幼児)…将来の食生活を形成する時期
・30代健康診査受診者(成人)…早期生活習慣病予防としての効果が期待される時期
方法:
・受診者、または保護者などが記入した調査票を回収した。
・健診時の残尿を使用し、保健師・管理栄養士が尿ナトカリ比を測定した。

◆調査結果
結果集計・分析協力…女子栄養大学公衆栄養学研究室

◆今後の取り組み
減塩やカリウム摂取を啓発するリーフレットや桶川産の野菜・果物を使用した季節のレシピを作成するとともに、引き続き、3歳3か月児健診と30代健康診査で、尿ナトカリ比測定と管理栄養士による集団指導を行い、市民の健康づくりをサポートしていく予定です。

問合せ:健康増進課
【電話】786-1855

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