■「食品ロス」ってなに?
食品ロスとは、食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本の食品ロス量は年間約472万トン、国民1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分(103g)を捨てている計算です。このうち、家庭系食品ロス量は約236万トンで、主に「食べ残し」、「手つかずの食品(直接廃棄)」、「皮の剥きすぎなど(過剰除去)」が発生要因です。
◇家庭系食品ロスの内訳(令和4年度)
出典:環境省資料
※端数処理により合計と内訳の計が一致していません。
■「食品ロス」削減に取り組むメリット
◇(1)生ごみを減らすことで環境への負荷を減らす
食品ロスは大部分が生ごみとして焼却処理されます。生ごみは水分を多く含み燃えにくいため、燃料を多く使用します。生ごみを減らすことで、温室効果ガスの削減に繋がります。
◇(2)ムダなく食べて食料自給率アップ
日本の食料自給率(カロリーベース)は38%で多くの食料を輸入に頼っています。また、世界の食料需要量は増加傾向にあり、食品ロスが増加すると将来的に十分な量の食料の確保が困難になるおそれもあります。
◇(3)「もったいない」と思う心を養う
もったいないという言葉には、ものを大切にする気持ちが込められています。大切な資源を使って私たちの元に届いた食料を、きれいに残さず食べることで、もったいないと思う気持ちが養われます。
■「食品ロス」削減の取り組みにご協力ください
◇家庭でできる食品ロスの削減
食べ切れない食材を買わない、食べられる分だけ調理する、食材が傷みにくい保存方法を選ぶ、フードドライブを活用するなどの取り組みを実践しましょう。
◇てまえどり
すぐに食べる食品を購入する際は、商品棚の手前に置いてある販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ「てまえどり」を意識しましょう。
◇3きり運動
家庭から排出される生ごみの減量のため、水切り、食べ切り、使い切りの「3きり運動」を実践しましょう。
■フードドライブキャンペーンを実施します
「もったいないをありがとう」に
◇「フードドライブ」とは
各家庭で使いきれない未利用食品を持ち寄り、食品を必要とする地域の福祉団体などに寄付する活動です。お持ちいただいた食品は、社会福祉協議会を通じて、市内で子ども食堂を運営する団体や食料の支援を必要としている人へ届けられます。この活動は、食品ロス削減の取り組みにも貢献します。
寄付の対象となる食品:
(1)賞味期限が明記されていて、2か月以上の期限が残っているもの
(2)常温保存が可能なもの
(3)未開封の市販品で包装などが破けていないもの
〔例〕
市販されているお米、レトルト食品、缶詰、乾麺、飲料(お茶、ジュースなど)、カップ麺、菓子類、乳幼児食品など
※フードドライブは、一年を通じて平日の8:30~17:15に、環境対策推進課(市役所3階)で受け付けています。キャンペーン期間終了後も、ぜひ、ご協力ください。
問合せ:環境対策推進課
【電話】657-8884
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