去る12月23日(月)、桶川市鍼灸マッサージ師会と「大規模災害時における鍼灸・マッサージ施術等の活動に関する協定」を締結しました。
能登半島地震をはじめ、過去の大規模災害等においても避難生活が長期にわたると、食料や飲料水等の物資だけでなく、避難所の公衆衛生の維持や、避難者の精神的負担の軽減、身体的なケアなど様々な課題が出て来ます。
桶川市では、これまで飲料水や食料等の備蓄品の強化に取り組むとともに、段ボールベッドやパーテーションの配備、学校体育館への空調設備の設置など、近年激甚化・頻発化する災害に対応できる避難所の環境整備を進めてきました。
また、今後、ますます激甚化する恐れのある災害に対しては、公共の力だけではなく、民間の力が重要であり、これまで幅広い分野の企業や団体等と災害時の物資供給や衛生環境の向上等をはじめとする協定を締結してきました。
この度の協定により、避難所等における鍼灸・マッサージの施術や東洋医学に基づく体調の自己管理、疾病予防等の健康指導等が可能となり、避難生活が長期化した際の避難者の健康状態に関する備えが強化されました。
今後も引き続き、いつ発生するか分からない大災害に対して多角的な備えと協力体制の強化を図り、誰もが安心して暮らすことの出来るまちづくりを進めてまいります。
桶川市長 小野 克典
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