横瀬町長
富田能成(ただなり)
■「よこらぼ」は次の展開へ
平成28年(2016年)9月末、横瀬町に、ヒト・モノ・カネ・情報を呼び込み活性化を図るためにつくった仕組み、官民連携プラットフォーム「よこらぼ」。7年間にわたり、内外から多種多様なプロジェクト(事業)が提案され、当町の活性化に貢献しています。「よこらぼ」は、昨年2月には、総務省のふるさとづくり大賞優秀賞を受賞、続いて昨年11月には、民間団体が主催する、国内最大規模の政策づくりコンテスト「第18回マニフェスト大賞」にて、コミュニケーション戦略賞優秀賞を受賞しました。
こうした対外的な評価もあり、ありがたいことに「よこらぼ」には、相談や提案、視察の申し込みなどがほぼ切れ目なく続いている状況ですが、あえて、新規案件の受け入れを昨年10月から今年の3月までの半年間休止することにしました。一旦、立ち止まって、これまで積み上げてきたものの整理と次に向けた進化を図る期間をつくりたいと考えたからです。
とはいえ、既に採択したプロジェクトは活発に動き続けています。例えば、採択No.140、株式会社ココロミルさんによる「自宅でできる心臓ドックで寝たきり予防プロジェクト」は、現在進行形のプロジェクトです。町民の皆さん(50-70代の希望者、想定80名)に、小型のウェアラブル心電計を貸与し、自宅で簡単にできる心電図検査をする事業です。企業側は、この事業を通して、有益な情報を集めることができますし、参加する町民の皆さんは、無償で、最先端機器をつかった心電図検査が自宅でできます。このような、いわゆるウィンウィン(双方に利益がある)関係をたくさんつくってきたのが、よこらぼです。4月には、新しいよこらぼがスタートします。この先はもっともっと町民の皆さんにとって身近な「よこらぼ」にしたいと考えています。これからの、よこらぼの進化、ぜひご期待ください!
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