■横瀬町長
富田能成
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、清々しく新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年は、4年ぶりに町民体育祭やよこぜまつり、敬老会などの行事が復活、また、横瀬小学校150周年記念及び新校舎竣工記念式典の開催、多世代で楽しめる総合福祉センターのリニューアルオープン、買い物困難者を支援する移動販売車「うえたん号」の運行開始、子どもたちと親のためのエリア899(エリア898の2階)オープン等中心地づくりの進展など、3年に及んだコロナ禍を越えて、当町が新たな歩みをはじめる起点となるような活発な1年になったと思います。昨年2月には、当町の官民連携プラットフォーム「よこらぼ」が評価され、総務省のふるさとづくり大賞優秀賞を受賞しました。小さな町の特徴を活かして町民の皆さまと一緒に進めてきた当町の町づくりが、対外的に注目、評価されてきたことはとても嬉しいことです。しかしながら、私たちは、まだ何かを達成したわけではなく、まだまだ、「人口減少が続くこの町の未来を変える」という長い道のりの途上にいます。この先も果敢に「チャレンジ」を積み重ねていかねばなりません。
高齢化の進展、昨今の物価高やコロナ禍を経ての生活スタイルの変化など、町民の皆さまを取り巻く環境は大きく変化してきています。昨年は、「町の声を聴くプロジェクト」を実施し、町内のすべての地区および各団体と、合計24回の対話の機会を持たせていただき、皆さまの声を直接聞かせていただきました。いただいたご意見や要望は240にもなりました。皆さまの「困りごと」や「行政に期待すること」が大きく変わってきていること、そしてその困りごとなどが、多様化し、場合によっては複雑化し、見えにくくなっていることを実感しています。今後も、町民の皆さまとの対話を重視し、積極的に対話機会をつくっていきたいと考えます。お一人おひとりの想いや困りごとに寄り添い、対話を通じて、丁寧に対応していきたいと思います。当町は、町民の皆さまに対して、いつでもオープンで(開かれていて)、フレンドリーな(親しみやすい)、「日本一相談しやすい町」をより一層、志向していきます。
新年度は、横瀬町町制施行40周年の節目の年です。また、現在進めている第6次横瀬町総合振興計画の後期(4年)のスタートの年でもあります。町民の皆さま一人ひとりがその人らしく、幸せに暮らせる「カラフルタウン」を目指して、職員と一丸となり、本年も当町らしくチャレンジしていきます。本年もよろしくお願い申し上げます。
■横瀬町議会議長
新井鼓次郎
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、令和6年の新春を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃から町議会に対しご理解とご協力をいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類になったことにより、気をつけながらではありましたが、コロナ禍前の日常を取り戻すことができました。会話や買い物でマスクを外している姿が普通となりました。町民体育祭やよこぜまつり等の伝統行事も4年ぶりに開催され、交流の輪が広がったことは喜ばしいことでありました。また、横瀬小学校整備事業も完了し、木のぬくもりを感じる校舎のほか、校庭や遊具の整備もでき、新しく整備された環境の下で教育活動が行われ、子どもたちの楽しそうな声が聞こえております。
議会関係では、任期満了に伴う横瀬町議会議員一般選挙が4月に行われ、12名の新体制でスタートしました。コロナ禍では見送られていた視察や研修・勉強会も再開され活発な活動を展開しております。例を挙げますと、深刻化する秩父地域の医療問題について秩父市議会に意見交換の申し入れを行い、町民の皆さまの意見を伝える場を確保することができました。また、9月に招集した全員協議会では、議会改革としてDX(デジタルトランスフォーメーション)化対応と、議員定数等の検討をする特別委員会の設置について協議し、その後の12月定例会において全会一致で可決されております。・今年はこの議会改革のスタートとして、特別委員会でタブレット等の情報通信機器を活用し、情報の共有化やペーパーレス議会への取り組みについて検討してまいります。議会広報誌の「議会ナビ」でも写真やインタビュー動画の掲載を充実させ、より身近に感じていただけるよう一層努力していきたいと考えています。また、議員定数等については、他町村の先例を参考に時間をかけ継続して検討を重ねていき、よりよい議会となるよう努めてまいります。
今年も公正公平かつ皆さまのご期待に添える議会運営を心掛けてまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜わりますようお願い申し上げます。
結びに、今年一年が町民の皆さまにとって素晴らしい年になりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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