横瀬町長
富田 能成(よしなり)
■住み慣れた場所で安心して老後を
~ちちぶ版地域包括ケアシステム~
2月15日(木)の夜、秩父のラジオ放送局(ちちぶFM)の番組「人生いきいきいきあうラジオ」にゲストとして出演させていただきました。この番組は、「ちちぶ版地域包括ケアシステム」を宣伝する番組で、今回が200回目の記念回でした。
「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が、住み慣れた地域で、その人らしく、安心して老後を過ごせるよう、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援の5つのサービスを包括的に地域内で確保するよう行政や医療機関等が連携していく「システム」のことを指します。番組では、私から、以下のようなお話をさせていただきました。
・この「地域包括ケアシステム」は、国が推進するようになってからまだ10年少々の新しい概念で、推進の根底には、国による少子高齢化や過度な都市化(地方の過疎化)の危機感があったと推察している。
・「ちちぶ版」の大きな特徴は、1市4町が連携していること。秩父地域が、さまざまな分野でうまく連携できるのは、中心軸(秩父市)がはっきりしていることと、お互いの信頼関係があるからと考えている。
・小さな自治体として、顔が見える行政サービスを提供していきたい。横瀬町には福祉介護課に地域包括支援センターがあり、3人の窓口職員で、今期(9ヶ月)で既に1000回以上の相談対応をしている。
・横瀬町は、「日本一相談しやすい町」を掲げている。なんでも相談室の設置など、相談しやすい体制をつくっている。特に、今年は「対話」をテーマに掲げているので、時間をかけても丁寧な対応をしていきたい。
誰もが、その人らしく幸せに暮らせるよう、引き続き、行政サービスを磨いていきたいと思います。
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