●誰も自殺に追い込まれることのない町を目指して
3月は、就職や転勤、転居など、生活環境が大きく変動する時期で、自殺者数が増える傾向にあることから、国は3月を「自殺対策強化月間」とし、自殺対策に関する理解と関心を深めるとともに、自殺対策を総合的に推進することとしています。
自殺は、さまざまな要因が複雑に関係していて、その多くが「追い込まれた末の死」であり、かつ「防ぐことができる社会的な問題」であるといわれています。決して個人の問題ではありません。一人ひとりが自殺について正しい認識を持ち考えることから自殺予防が始まります。
●知っていますか?ゲートキーパー
自殺を考えている人は何らかのサインを発しているといわれています。そのサインに気づくことで自殺で亡くなる方を減らすことができます。サインに気づき、適切に関わる人のことを「ゲートキーパー」といいます。いわば“命の門番”です。特別な資格は必要ありません。悩んでいる人に気づき、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることがポイントです。周りの人の「いつもと違う」様子に気づいたら、勇気を持って声をかけてみませんか。
○ゲートキーパーの役割
気づく:「いつもと違うな」と、変化に気づく
声かけ:「どうしたの?よかったら話して」と声をかける
傾聴:本人の話を尊重し、耳を傾ける
つなぐ:一人で抱え込まず、専門家に早めにつなぐ
見守る:つないだ後も、寄り添いあたたかく見守る
健康子育て課では、体と心の健康についての相談をお受けしています。ひとりで悩まずにお気軽にご相談ください。
問合せ:健康子育て課(1階2番窓口)【電話】25-0110
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