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令和6年度 施政方針要旨

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埼玉県横瀬町

横瀬町議会3月定例会で、富田町長から令和6年度の施政方針が発表されました。

横瀬町長 富田 能成

令和5年度までの4年間(第6次横瀬町総合振興計画・前期基本計画期間)は、3年にも及んだコロナ禍により、危機対応を最優先としつつも、人口減少の抑制、切れ目ない子育て支援の充実と先進的な教育環境づくり、関係人口の拡大、防災力の強化、町の中心地づくり、きめ細やかな住民相談サービスの拡充などの施策を着実に積み上げてきました。最大の課題、人口減少に対しては、減少幅の抑制こそできていますが、「未来を変える」ためには、まだまだチャレンジが必要な状況と認識しています。
いよいよ令和6年度は、第6次横瀬町総合振興計画・後期基本計画のスタートの年となります。計画策定にあたっては、〝町の声〞をあらためて拾うことをまずは最優先課題とし、各地区・団体からの意見聴取、窓口アンケートの実施、住民1,000人アンケート等により幅広い世代の町の声を聴かせていただき、施策に反映させました。また、コロナ禍の影響やライフスタイル・価値観の変化など、住民生活が大きな転換期を迎えている中、急激に変化する時代に対応した施策や、町民一人ひとりがその人らしく幸せに暮らしていけるウェルビーイングの指標も盛り込んだ新たな施策も取り入れました。
この先の後期基本計画期間の4年間は、少子高齢化や地域のつながりの希薄化の進行など、町や地域は〝踏ん張りどころ〞を迎えます。大きな危機感を持って臨まねばなりません。この期間、とりわけ町民一人ひとりに寄り添う福祉部門の働きは非常に重要で、その福祉部門が機能するために大切なことは、まず、「対話」だと考えます。
後期基本計画初年度となる令和6年度は、「対話」を第一の重点テーマとします。町民の皆さまや各関係者との対話の機会、および職員や関係者が「対話」を学ぶ機会を積極的に設け、庁舎でも、地域でも、町のあちらこちらでより多くの「対話」が実践される状況をつくっていきたいと考えます。「対話」を通じて、町民の皆さまの想横瀬町長富田能成横瀬町議会3月定例会で、富田町長から令和6年度の施政方針が発表されました。横瀬町の市外局番は(0494)です広報よこぜ32024・4いや困りごとに寄り添い、丁寧に対応し、町民皆さまのウェルビーイング実現につなげていきます。考え方や立場の違うお互いが、尊重し合い、対話ができる町。町民の方に、いつでも開かれ、親しみやすい「日本一相談しやすい町」を目指していきます。
令和6年度は、「連携」を第二の重点テーマとして挙げます。「連携」は、資源が限られる小さな当町にとって、非常に有効で重要な行政運営手段です。内部での連携、広域連携、(圏域外の)自治体連携、官民連携など、ここまでさまざまな「連携」の実績と経験値を積み重ねてきた今、当町における「連携」には大きな伸びしろがあります。新たにまち経営課に「連携推進室」を設置し、地域おこし協力隊、地域活性化起業人、企業版ふるさと納税の制度なども積極的に活用しながら、ここまで積み上げてきたさまざまな連携を結び、横串を通し、より町民の皆さまとつながった官民連携や自治体連携を推進し、連動させることにより、町にとっての新たな価値創造、住民福祉の増進につなげていきます。
令和6年度、第三の重点テーマは、あらためて「チャレンジ」です。当町は、まだまだこのままでいい町ではありません。人口減少が続く町の未来を変えるためには、まだまだチャレンジが必須です。引き続き、「日本一チャレンジする町、日本一チャレンジを応援する町」を掲げていきます。
さて、令和6年度は、昭和30年2月11日の芦ヶ久保村と横瀬村の合併から70年、昭和59年10月1日の町制施行から40年の節目の年度となります。昭和から平成を経て、時代は令和に。激動の時代の中で、当町がずっと積み重ねてきた、町民との協働、一体感のあるまちづくりは、変わることなく、わが町の誇れる伝統です。先輩諸氏に築いていただいた良き伝統を大切にし、さらに現代の行政課題を克服すべく、町民の皆さまと対話を重ね、連携、連帯し、まちづくりを進めてまいります。町民の皆さま一人ひとりが、その人らしい幸せを実感できる町を目指し、引き続き、横瀬町らしく果敢にチャレンジしていきます。

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