■発泡ポリスチレン製容器の変質・破損に注意!
ーMCTオイルやえごま油などを入れるのはやめましょうー
発泡ポリスチレン製容器は、ポリスチレンを発泡させて作られた容器で、軽くて丈夫で、クッション性があり、熱を伝えにくく、食品の保存性に優れています。このため、主に、即席カップめんなどの食品の容器として使用されています。
しかし、利便性の高い容器である一方、本事例以外にも、即席カップめんを調理した際、MCTオイルなどの食用油を加えたことで、容器が破損してやけどを負ったという事故も発生しています。
国民生活センターが再現実験を行ったところ、発泡ポリスチレン製容器に湯と4種類の食用油(MCTオイル、ココナッツオイル、えごま油、アマニ油)をそれぞれ加えた結果、湯と食用油のいずれを先に加えても、発泡ポリスチレン製容器が変質しました。また、食用油の加える量によっては、容器が破損しお湯が漏れ出したことから、やけどをするおそれもあり、危険です。
○消費者へのアドバイス
(1)発泡ポリスチレン容器に、MCTオイルやえごま油などの食用油を入れると容器を変質・破損するおそれがあります。漏れ出た湯でやけどをするおそれもあるので、発泡ポリスチレン製容器の即席カップめんを調理する際は、添付以外の食用油は加えないようにしましょう。
(2)食用油を加えたい場合は、即席カップめんの中身を、発泡ポリスチレン製容器以外の別の容器(陶磁器製など)に移してから加えるようにしましょう。
困った時には、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
消費生活センターへのお電話は、消費者ホットライン「188」へお掛けください。
問合せ:秩父市消費生活センター 【電話】25-5200
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