横瀬町長
富田能成
横瀬町の皆さま、新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、日頃より町政運営にご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、まず、元日に発生した地震、後の集中豪雨で被災された能登地方の痛ましい姿を記憶されている方は多いと思います。被災地の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。昨年、当町も初めて、職員を被災地に派遣しました。また、多くの皆さまにも日本赤十字社募金等でご協力いただいています。昨年は、あらためて災害の脅威、そして防災・減災の重要性を意識させられた1年だったと思います。横瀬町は、歴史的にも災害の少ない町ですが、気を引き締めて、町民の安全安心を守る町政運営をすすめていきます。
1年前、当町の新年顔合わせの場で、私は、「対話」をすすめ、「日本一相談しやすい町」にしたいと申し上げました。昨今の物価高など急激な社会環境の変化の影響などで、皆さまの”想い“や”困りごと“が変化してきている、そこに寄り添うきめ細やかな町政運営が必要と考えたからです。各地域との対話型集会の実施や、役場相談機能の充実、また役場1階フロアの改修なども、その考えに則しています。これにより、今まで以上に、(まだまだ十分ではないですが)役場には町民の皆さまの声が届くようになってきています。その声に、一つ一つ丁寧に対応していきたいと思います。町民の皆さまの声を聴く、対話をする、これは引き続き、令和7年においても(というよりもこの先ずっと)当町が大切にしていくべきことと認識しています。
皆さまの声を集める中で、改めて分かることがあります。例えば、昨年集計した1000人アンケートでは、「身近に自然を感じることができる」ことについて、「大切(もしくはとても大切)」と答えた方は実に回答者の82.8%にのぼりました。当町の町民は、「身近に自然を感じること」をとても大切にしているということです。令和7年の重点課題になる横瀬駅周辺含めた中心地づくりなどにおいても、「身近に自然を感じること」を大切にして、横瀬町らしく”人と自然が調和したまちづくり“を一層進めていきたいと考えます。
本年も皆さまと、対話をし、連携し、共により良い横瀬町の未来を築いていくチャレンジを続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
横瀬町議会議長
新井鼓次郎
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、令和7年の新春を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃から町議会に対しご理解とご協力をいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。
昨年は、コロナ禍前の日常を取り戻し、お祭り等の伝統行事も開催され、笑顔の輪が広がりました。役場庁舎1階フロアの改修や町民会館周辺の中心地づくり事業のような温もりのある事業が行われたこと、また、伊奈町と締結した「未来につなぐ森づくり連携協定」など、他自治体の協力を得て森林整備や地域資源の活用の事業が今後展開できるようになったことは喜ばしいことでありました。
議会では、昨年設置した議会改革特別委員会の討議を中心にDX化対応、報酬と議員定数について、そして、深刻化する秩父地域の医療問題についても検討を重ねております。医療問題については、秩父郡市医師会、秩父地域議長会の賛同を得て、秩父の医療を考える勉強会を開催することができました。今後、横瀬町議会だけでなく秩父地域全体で取り組んでいく課題となります。DX化対応では6月定例会よりタブレット型情報通信機器を活用した議会運営に移行する予定です。完全なペーパーレス化にはまだなりませんが、情報の共有や業務の効率化などのメリットを生かした活用を推進します。また、広報誌の「議会ナビ」では、インタビューや動画をさらに充実させ、議会活動の報告のみならず、皆さまのご意見を反映させる誌面づくりを目指します。報酬と議員定数については、全国の町村議会の先例や動向の調査を進めており、これらを参考に、今年はいよいよ横瀬町議会の未来について検討してまいります。
本年においても、この議会改革を推進し、よりよい議会となるよう努めてまいります。公正公平かつ皆さまのご期待に添える議会運営を心がけてまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今年一年が町民の皆さまにとって素晴らしい年になりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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