町長のちょこっとひとこと

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横瀬町長
富田　能成(よしなり)

■“二十歳のつどい”晴れやかに
横瀬町の“二十歳のつどい”が、1月12日(日)横瀬町町民会館で開催されました。
私からは、以下要旨の祝辞を贈りました。

“おめでとうございます。今日は、ご家族の方にありがとうを伝えてください。言われた方は、いつもの何倍も嬉しいはず。今日は、大きな話と小さな話を一つずつします。まず、大きな話。皆さんは自分と同い年が日本に何人いるか知っていますか?2004年生まれだと110.7万人。2005年だと106.7万人。一方、皆さんの親世代だと200万人前後。対して、昨年生まれた子は、70万人より少ない。出生数は激しく減り続けている。世界の人口はまだ増加してるが、世界の最先端にあるはずの先進国では軒並み減り続けている。これは何を意味してるのか?今の世界を動かしている資本主義のシステムが、「次世代を育みにくいシステム」になってしまってるのではないか?次世代が縮小していく今のシステムにはもしかしたら欠陥があるのではないか?皆さんの世代には、ぜひこの世界をもっともっとよいものに変えていってほしい。それには、私達「上の世代」の言うことを聞いているだけでは、だめ。変えることができない。皆さんのチャレンジに期待します。
次に小さな話。ここにいる全員が皆さんの幸せを願っている。皆さんがお金持ちになることや有名になることではなく、幸せになることを願っている。幸せのカタチは人それぞれ。でも、強いて言うと、幸せになる人には傾向、コツがあるらしい。コツは4つ。まず、「やってみよう」という前向きな気持ちを持ってること。次は「ありがとう」という感謝の気持ち。3つめは、「あなたらしく」自分は自分、と思うこと。最後の1つは、「なんとかなる」。終わったことは気にしない、できるだけ心配しないこと。これ、簡単なようで難しい。これから皆さんは、いろいろな辛い経験をするはず、大切な人と別れたり、仕事で失敗したり等々、でも生きてさえいれば「なんとかなる」と思って、乗り越えていってください。
もし、「なんとかならなそう」だったら、いつでも横瀬に帰って来てください。横瀬は日本一チャレンジする町ですが同時に「帰ってきたくなる町」を掲げています。全員で皆さんのことを応援しています。”
二十歳の皆さん、おめでとうございます!