「毛呂山町ビジネスコンテスト」では、ソーシャルビジネスにより地域課題を解決することを目的として、毛呂山町内で事業化されるユニークで有望なアイデアを募集しました。10月26日に一次審査が行われ、各提案者がプレゼンテーションを行い、大学生を中心とした30歳以下の若者や埼玉県産業振興公社職員、大学教授などによる審査が行われました。11月1日には二次審査が行われ、各提案者のプレゼンテーション後、補助金額等の決定が行われました。今回の特集では採択された5組をご紹介します。また、共感する事業へのご寄附が可能なプロジェクトもあります。詳しくは折込チラシまたは2次元コードをご覧ください。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
■今、ここにある価値で~もろやまの未来を笑顔に 桂木ゆず体験型ベース~
◇プロジェクトの概要
毛呂山町を愉(たの)しむ基地、『桂木ゆず体験BASE』を建設。桂木ゆずを収穫し、その場で味わう収穫体験や桂木ゆずの活用法を習得できるワークショップを開催。来訪者に町内の飲食店を紹介し地元店舗の集客にも繋げる。ゆずの特産品を集結させたショップとカフェも併設し、毛呂山の魅力を余すことなく発信。
喜代美園(きよみえん) 池辺 幸子(いけべ さちこ)
毛呂山町生まれ。大学卒業後、都内でTV番組制作に携わる。コロナの影響を機に帰省。地元の自然や「桂木ゆず」の価値に改めて気づき、農業経験・ビジネス経験ゼロから継承を試みる。
■広葉樹の森づくりと西川材を活かした毛呂山町活性化プロジェクト
◇プロジェクトの概要
植樹イベントや自然体験プログラムで広葉樹を植樹し、生態系の回復を進めるとともに、新たな人の流れを創出する。さらに、西川材を活用した製品開発を進め、地域経済の活性化を図る。資金集めのPRにはYAMAPアプリ(460万ダウンロード)のユーザーにプッシュ通知を行う。
(株)ヤマップ 小島 慎太郎(おしま しんたろう)
東京でエンジニアに従事後、狩猟免許を生かすため、地域おこし協力隊として、狩猟後に廃棄されるシカ皮を利活用する事業を立ち上げる。2021年より(株)ヤマップに入社。
■ドリームゲートパークプロジェクト~子どもたちと毛呂山町の未来を創造したい~
◇プロジェクトの概要
未利用の町有施設をリノベーションし、スケートボードパーク、常設野外ステージを建設・運営。若者の新たな居場所を創ることで、今の子どもたちが社会人になっても、毛呂山町に住み続けたい、関わりたいと思えるような環境を作っていく。
TEAM MOREMORO 松本 裕太(まつもと ゆうた) 吉田 武史(よしだ たけし)
毛呂山町在住。本業の傍ら、音楽活動プロデュースやアーバンスポーツの普及活動を行う。そんな両者が想う、若者が流出していかない魅力ある地域づくりについての提案。
■「森のかがやき と わんこの集い」~焚き火とドッグランのイベントを通じた地域課題の解決プロジェクト~
◇プロジェクトの概要
西戸グラウンド横のスペースなどの遊休地を活用して、焚き火とドッグランのどちらも自由に楽しめる場所を提供したい。夜には星空観賞や花火を楽しむイベントを開催する。犬好きとアウトドア好きの顧客層にアピールし、交流人口を増加させる。担い手には地域の大学生が参画する。
西武文理大学 中谷ゼミナール 小林 美珂(こばやし みか) 小笠原 諒祐(おがさわら りょうすけ)
埼玉の地域課題について学び、取り組む。現在はキッチンカーを用いた賑わいの創出による地域課題解決にも取り組む。地元の人では気づけない町外の学生ならではの着眼。
■毛呂山町デジタル人財の育成~デジタルアートサークル運営事業~
◇プロジェクトの概要
町内の小中学生を対象に、タブレットを使ったお絵描きなどを通して、遊びながらデジタル技能が身に着く「デジタルなお絵描きサークル」を無償で運営。若い世代からデジタル機器に触れてもらうことで、将来、生まれ育った毛呂山町で暮らしながらリモートで働ける人を増やし、人口流出減少を目指す。
(株)デジラボホールディングス 鳥丸 弘樹(とりまる ひろき)
自治体と連携し、小規模事業者の事業継続や収益性向上に向けた無償のDX支援などを通じ、人々の暮らしがより豊かになるようなITを活用したサービス展開に取り組む。
主催・問合せ:株式会社もろやま創成舎(役場205会議室)
【電話】050-3204-0415【メール】info@souseisha.biz
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