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新紙幣あれこれ

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埼玉県深谷市

◇紙幣の原版の基『コンテ画』
紙幣を印刷する作業では、印刷の版面を作る前に、その大元(おおもと)となる原版を彫刻します。
その際、肖像の部分について、彫刻に取り掛かる前に作製するのが『コンテ画』です。コンテという画材を使い、細かな点などを用いて、陰(かげ)の部分に深みをもたせ、立体感や質感を表現した作品となっています。

◇なぜコンテ画を作製するの?
コンテ画は、(1)参考にした写真において不明瞭な部分を明瞭にする、(2)紙幣の肖像に適した姿勢に整える、(3)彫刻の設計図として点の大きさや線の太さ・密度などの構成を決めるために作製されます。
このように、肖像の原版の彫刻は、コンテ画を描く段階から始まっています。そのため、コンテ画の作製は、新しい紙幣の製造に向けた数多くの仕事の中でも、特に重要な作業なのです。

◇コンテ画の複製が深谷市へ
このたび、紙幣を印刷している国立印刷局から深谷市へ、新1万円札となる渋沢栄一翁の肖像のコンテ画(複製)が寄贈されました(本紙26ページ参照)。贈呈用のコンテ画は、高解像度で複製したとても希少なものです。
今後はこのコンテ画を、渋沢栄一翁の顕彰やPRに活用していきます。

○コンテ画は当面の間、市役所1階西側の総合案内近くに展示しています。

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