深谷市長 小島 進
◆ワクチン接種費用の助成
市では、4月から、『帯たい状じょう疱ほう疹しんワクチン接種』と『おたふくかぜワクチン接種』の費用について助成制度を開始しました。
広報ふかや4月号の特集で、『市政に反映したさまざまなご意見』を紹介させていただきましたが、今回ご紹介するワクチン接種費用の助成制度も、市民の皆さんや市議会議員、医師会など、多くの方々からご要望いただいたこともあり事業化したものです。
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に出る皮膚の疾患で、強い痛みを伴います。
私の知人も、先日かかってしまいました。また、県外からの来客をお待ちしていたところ、到着前に急に痛みを訴え、市内の病院に駆け込まれたかたもいらっしゃいました。80歳までに、3分の1のかたがかかるという調査結果もあり、誰もが発症リスクを持っている身近な病気です。ワクチンには2種類あり、接種時に市内に住民登録のある50歳以上のかたであれば、どなたでも助成対象になります。
おたふくかぜは、軽い病気と見られがちですが、髄膜炎(ずいまくえん)や脳炎・脳症などの神経の合併症を引き起こす恐れがあります。日本小児科学会は、ワクチン接種1回目を1歳になったらなるべく早く、2回目を小学校入学前の1年間に接種することを推奨しています。そのため、助成対象を接種時に市内に住民登録のある1〜6歳のかたとしました。
どちらのワクチンも、発症や重症化の予防効果が高いと認められているということで助成対象としましたが、あくまで、本人の希望と医師の同意による任意接種となっています。その点をご留意いただき、各接種をご検討ください。
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