今回は、子育てを地域で支える事業『深谷市ファミリーサポートセンター』を紹介します。
◆子育ては幸せと苦労の連続
子どもは日々成長し、たくさんの感動や笑顔を周りに運んでくれます。でも、現実の子育ては、幸せだけでなく、苦労することもたくさんあります。
寝不足になりながらの2、3時間おきの授乳や、成長とともにやってくる夜泣きやイヤイヤ期。さらには、毎日の家事に追われ、時には子育てを重荷に感じる人も多いのではないでしょうか。
◆子育ての悩みと負担感
文部科学省が3400人の保護者に対して行った『子育てをしていて負担に感じること』に関するアンケート調査では、『子育ての悩みや不安をいつも持つ』と回答した、471人の6割以上が、『精神的な負担』を一番に挙げています(下記グラフ参照)。また、続いて『経済的な負担』と『時間的な余裕がない』が上位という結果になっています。
◆『地域』で支える子育て
子育て中に、『仕事で子どもの迎えに間に合わないけど、家族も時間がなくて行けない』など、誰かのサポートが欲しいと思ったことはないでしょうか。
こういった時に、地域で子育てを助け合えるのが、深谷市ファミリーサポートセンター(以下ファミサポ)です。ファミサポは、子育ての手助けをしてほしい『依頼会員』と子育ての応援をしたい『協力会員』をマッチングし、子育てを地域でサポートする事業です。協力会員は子どもの一時預かりや送迎など、依頼会員の子育てをサポートします。
ファミサポは、きっと子育てに少し余裕を与えてくれるはずです。また、協力会員にも、子育てをサポートする喜びや、子どもの成長に関わる喜びを与えてくれるはずです。
笑顔で子育てをするために、そして、笑顔の子育てを支えるために、『ファミサポ』を利用してみませんか。
〈子育ての悩みや不安を持つママ・パパ471人に聞いた!〉
◆子育てで負担に感じることトップ3
参考:令和2年度『家庭教育の総合的推進に関する調査研究~家庭教育支援の充実に向けた保護者の意識に関する実態把握調査~』(文部科学省)
〈どんなことをお願いするの?〉
◆ファミサポ体験談
ファミサポは、子育てを手助けしてほしい人(依頼会員)と子育てを応援したい人(協力会員)の、思いが一致することで成り立っています。
ここでは、依頼会員と協力会員の2人に、ファミサポ利用の体験談を聞きました。
▽心と時間に余裕が生まれました
最初は、子どもを預けることに不安な気持ちでしたが、ファミサポを利用するママ友の勧めで利用を始め、週に1回、学童から習い事への送迎をお願いしています。以前は、今よりも仕事で帰りが遅くなることもあったので、ファミサポをもっと早く知っていればよかったなと思います。今は、週に1回でも安心して送迎をお願いできることで、心と時間に余裕が生まれました。
依頼会員:愛甲 美加(あいこうみか)さん
▽子育てを一人で抱え込まないで
誰でも、知らないかたに子どもを預けることは、心配ですよね。ファミサポは、サポートの前に、必ず顔合わせをしますので、安心してください。協力会員は、私も含め、自分自身の子育ての経験などから、一生懸命子育てをするかたを応援したいという気持ちで活動しています。子育てを一人で抱え込まないで、気軽にファミサポを利用してください。
協力会員:廣瀬 福美子(ひろせふみこ)さん
どうやって利用するの?
▽ファミサポ利用の流れ
◆ファミリーサポートセンター入会説明会!
子育てを手助けしてほしい人(依頼会員)、子育てを応援したい人(協力会員)を募集中!
[入会説明会日程(要事前申し込み)]
とき:11月12日(火)午後1時~4時
ところ:市役所本庁舎3-2会議室
申し込み:電話で上記の問い合わせ先へ※詳しくは市ホームページ(右記QRコードからアクセス)でご確認ください。
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
◆ひとり親家庭などのかたには利用料の助成制度もあります!
1世帯につき、月額1万円を上限に、ファミサポの利用料の半額を助成します。
対象:市に住民登録があるかたで、次に該当するかた
・児童扶養手当を全部または一部受給している
・ひとり親家庭等医療費の受給資格がある
※申請方法、申請期間など詳しくは市ホームページ(右記QRコードからアクセス)でご確認ください。
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
○緊急時の預かりは緊急サポート事業(【HP】「深谷市 緊急サポート」で検索)をご利用ください
問い合わせ:NPO法人病児保育を作る会 緊急サポートセンター埼玉
【電話】048-297-2903
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