■晩秋のネギ
耳を澄ますと冬の足音が聞こえ始める季節になりました。今年も『深谷ねぎ』のシーズンがやってきます。
深谷ねぎは、越谷ねぎや吉川ねぎと並ぶ埼玉県の3大ブランドネギであり、関東を代表する長ネギとして有名です。また、全国各地で1年中栽培されている品種である千住群(せんじゅぐん)の1つであり、12月ごろから収穫される秋冬ネギが旬となります。この時期のネギは、白根部分は柔らかく糖度が高いため、鍋やすき焼きに適しています。
長ネギ特有の香気成分には硫黄を含むスルフィド類が含まれ、一般的に血栓の発生を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞の予防に有効とされています。
深谷市では、11月23日の勤労感謝の日を『深谷ねぎらいの日』としており、ラッピングした花束ならぬ『ねぎ束』を協力店舗で販売し、市内各所で『深谷ねぎ』を贈る新習慣を伝えています。
11月23日は、大切な人へ“ねぎ”らいの気持ちを込めて『深谷ねぎ』を贈り、感謝の気持ちを形にしてみてはいかがでしょうか。
東都大学 管理栄養学部 管理栄養学科 助手
管理栄養士 秋山珠璃(あきやましゅり)さん
■キレイ・元気を応援します!No.125
○おかずやおつまみにも!
『ネギチキ照り焼き』
[おすすめポイント]
・旬のネギの甘みをたっぷり味わえます。
・ご飯に乗せて丼にしても美味しい!
[栄養価(1人分)]
エネルギー:346kcal
たんぱく質:19.4g
脂質:20.4g
炭水化物:22.3g
塩分:2.2g
[材料(2人分)]
・長ネギ1本
・赤パプリカ1/2個
・鶏モモ肉200g
・片栗粉適量
・サラダ油大さじ1
A:タレ
・しょうゆ大さじ1.5
・みりん大さじ1
・砂糖大さじ1
[作り方]
(1)Aを耐熱容器に入れ、レンジ(600W)で1分加熱してよく混ぜ、もう一度レンジ(600W)で2分加熱する。
(2)長ネギを2~3cmくらいに切り、赤パプリカを一口大に切る。
(3)鶏モモ肉は食べやすい大きさに切り、片栗粉を全体にまぶす。
(4)フライパンにサラダ油を入れて熱し、鶏モモ肉を中に火が通るまで焼く。
(5)一度鶏モモ肉を取り出し、長ネギを入れて色がつくまで焼く。
(6)赤パプリカと(5)の鶏モモ肉をフライパンに入れ、(1)のタレを回し入れてよく焼く。
(7)タレが全体にからんだら、お皿に盛り完成。
(レシピ作成:東都大学管理栄養学部、料理:管理栄養学部生 浦野遥(うらのはるか)、小川(おがわ)さくら)
『ふかやの野菜をプラス1皿! 野菜でTUNAGU(つなぐ) 明日の健康!』
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