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市長の深谷がいい話

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埼玉県深谷市

■アピアランスケアへの助成を始めました
日本では、一生のうちに2人に1人が『がん』と診断されるほど、がんは身近な病気です。
近年、がんの早期発見と医療の進歩によって、治療を継続しながら社会生活を送るがん患者が増加する一方で、手術による傷あとや、化学療法の副作用による脱毛といった、がん治療に伴う外見の変化に悩むかたも増えています。
また、『市長への手紙』でも、病気などにより外見の変化に悩む切実な声が寄せられました。手紙の中では、周囲の目が気になるため外見の変化を補完する高価な補整具を購入し、今では自分らしい生活を送れているとのことでしたが、経済的にも心理的にも負担が大きいことを理解しました。
このような方々のニーズに合った支援を行うため、市では令和6年度から『アピアランスケア助成事業』を始めました。『アピアランス』は『外見』を意味する英語で、『アピアランスケア』は『外見の変化に対するケア』のことを言います。
このアピアランスケア助成事業では、がん治療により外見の変化に悩みを抱えるかたなどに、ウィッグ・胸部補整具などの購入費用を助成します。また、18歳以下のかたは、がん治療以外の理由で脱毛症状などによりウィッグを購入する場合も助成の対象としているのが、本市の特長です。
アピアランスケアを支援することで、病気の治療と仕事や学業との両立に立ち向かっているかたの、経済的・心理的負担が少しでもやわらぎ、その人らしい生活を送る手助けになれば幸いです。
これからも、市民の皆さんから寄せられた声に耳を傾け、今後のまちづくりに反映させてまいります。

深谷市長 小島 進

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