■俳句から知る『枝豆』
俳人、正岡子規(まさおかしき)が残した作品に『學校(がっこう)に行(い)カズ枝豆(えだまめ)賣(う)ル子(こ)カナ』があります。さて、この句の季語は枝豆になりますが、季節はいつごろかお分かりでしょうか。実は、枝豆の季語は『秋』になります。この俳句は秋を描写していたのですね。枝豆の旬の収穫は、7月から8月頃までですが、品種によっては10月ごろまで出回るものもあります。
ほとんどのご家庭が茹でて召し上がられると思います。その際は、『茹で水に対して4%の塩加減』が基本となります。『枝豆やこんなものにも塩加減』、かの北大路魯山人(きたおおじろさんじん)も枝豆の句を詠んでいました。
一度、枝豆をフライパンであおりながら、煎ってみてください。ほどよく焼き目が付いたら、塩はもちろんのこと、醤油やガーリックバターなどお好みで味付けをして、出来上がりとなります。水分が抜けて旨味が凝縮するので、いつもと違った枝豆が堪能できます。
ぜひご参考にしていただければと思います。
東都大学 管理栄養学部管理栄養学科 教授
管理栄養士 前田宜昭(まえだよしあき)さん
■キレイ・元気を応援します!No.121
○見てひんやり、食べてひんやり、夏にぴったりの一品!
『だし香る!彩り野菜のテリーヌ』
[おすすめポイント]
・口の中でゼリーが溶けて、だしの香りが広がります。
・野菜はお好みで、アレンジも可能です!
[栄養価(1人分)]
エネルギー:43kcal
たんぱく質:5.3g
脂質:0.9g
炭水化物:4.3g
塩分:0.9g
[材料(20cmパウンド型1本分…5人分)]
・枝豆(さやなし)50g
・キュウリ100g
・コーン缶60g
・冷凍エビ40g
〈スープ〉
・水300mL
・白だし30mL
・粉ゼラチン10g
[作り方]
(1)枝豆は茹でて、さやから豆を取り出しておく。キュウリは両端を切り落とし、1cm位の角切りにする。コーン缶は水を切っておく。冷凍エビは、下茹でしておく。
(2)鍋に水、白だしを入れて熱し、粉ゼラチンを加えてよく溶かす。
(3)パウンド型に(1)の材料を彩りよく敷き詰め、そこに粗熱をとった(2)のスープをゆっくりと注ぎ入れる。
(4)冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
(5)固まったら型から取り出し、4cm幅に切りわけ、お皿に盛り付けて完成(温めたタオルなどで型の周りを温めると取り出しやすくなります)。
(レシピ作成:東都大学管理栄養学部、料理:管理栄養学部生 佐藤凪紗(さとうなぎさ)、志賀瑞樹(しがみずき)、新川真央(しんかわまお))
『ふかやの野菜をプラス1皿! 野菜で TUNAGU(つなぐ) 明日の健康!』
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