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埼玉県深谷市

深谷市にゆかりがあり、市内外で活躍する個人や団体を紹介します。

◆福澤諭吉記念 第63回 全国高等学校弁論大会に出場!
深谷高等学校3年村田琉偉(むらたるい)さん

○経験を言葉に乗せて渋沢栄一翁を伝える
令和6年12月6日に、旧1万円札の肖像『福澤諭吉(ふくざわゆきち)』の故郷である大分県中津市で、全国の高校生を対象に長年行われている『福澤諭吉』の冠(かんむり)が付いた由緒ある弁論大会に、1万円札の肖像ゆかりの地の交流として、深谷高校の村田さんが出場しました。
「弁論大会は初出場で、不安もありました。」と言う村田さんは、「高校生活の貴重な経験になるよ。」と背中を押してくれた家族や、応援してくれる友人、先生の言葉を胸に、「他県の人にも渋沢栄一翁の魅力を知ってほしい。」と、強い気持ちで大会に挑みました。
栄一翁が主人公の大河ドラマ『青天(せいてん)を衝(つ)け』から着想を得た弁論の題名は、『晴天(せいてん)のその先に』。栄一翁の功績や著書『論語(ろんご)と算盤(そろばん)』を通して考えたことを自分の言葉にまとめ、2カ月かけて原稿を作成しました。最も伝えたかったことを聞くと、「『論語と算盤』に出てきた『蟹穴主義(かにあなしゅぎ)(自分の身の丈を知る)』という考え方です。カニが体に合う穴を掘り、すみかとするように、これから社会に出る高校生は、さまざまなことにがむしゃらに挑戦することで、自分自身を知り、身の丈を知ることにつながると思ったからです。」と語る村田さん。出場の感想を聞くと、「自分の意見をしっかり言うことの大切さを学び、栄一翁をより身近に感じ、誇りに思いますし、これから自分なりに社会に貢献していきたいです。」と話してくれました。
3年間、部活に生徒会と、がむしゃらに挑戦してきた村田さんの経験と思いが乗った言葉は、深谷、そして日本の未来につながっていきます。

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