■気をつけましょう!冬場の高血圧~冬は血圧が上がりやすい傾向に~
高血圧のかたは、夏と冬の血圧差が10mmHg(ミリメートルエイチジー)程度あることが多く、中には、20~30mmHg程度の変化があるかたもいるそうです。冬場の血圧の上昇は、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めるヒートショックの危険性もあります。
血圧の変動を防ぐために、脱衣所と浴室の温度差をなくし、家全体を暖かくするなどの工夫をするほか、次の3つのポイントを心掛けましょう。
ポイント(1)塩分は控えめに:年末・年始と食事会が多いこの季節は、塩分も多くなりがちです。汁物、漬物、麺類は普段でも食塩が多く要注意ですが、この時期は特に注意しましょう。
ポイント(2)体重コントロール:肥満は、高血圧だけでなく、糖尿病や脂質異常症、メタボリック症候群にもつながります。適正な体重を維持しましょう。
ポイント(3)節酒(せっしゅ):過度の飲酒は、血圧を上昇させ、脳卒中が発症するリスクが高まります。男性は、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合(ごう)以下にしましょう。女性はその半分の量が目安です。
東都大学 管理栄養学部 管理栄養学科 准教授 管理栄養士
佐藤敏子(さとうとしこ)さん
■キレイ・元気を応援します!No.127
◇高野豆腐は血圧低下につながる、カリウム、α(アルファ)-リノレン酸が豊富!
『しっとりわらび餅風高野豆腐(こうやどうふ)』
[おすすめポイント]
・レンジで簡単に調理ができる!
・きなこと黒蜜の組み合わせもおすすめ!
[栄養価(1人分)]
エネルギー:176kcal
たんぱく質:7.1g
脂質:4.1g
炭水化物:30.0g
塩分:0.1g
材料(2人分):
・高野豆腐(1/6カット)6個
A
・普通牛乳50mℓ
・砂糖小さじ3
・片栗粉小さじ2
・抹茶適量
・黒蜜大さじ2
・あんこ40g
・イチゴ2個
[作り方]
(1)高野豆腐を水で戻す。
(2)耐熱皿にAを入れてよく混ぜる。
(3)(1)で戻した高野豆腐の水をよく切り、(2)に浸す。
(4)ラップをして、電子レンジ(600W)で1分間加熱する。さらに裏返して30秒間加熱する(電子レンジによって加熱の程度が異なるため、様子を見て調整してください)。
(5)温かいうちに、抹茶をたっぷりまぶして皿に乗せ、あんことイチゴを添え、黒蜜をかけて完成。
(レシピ作成:東都大学管理栄養学部、料理:管理栄養学部生 石塚楓花(いしづかふうか)、村山叶夢(むらやまかなむ))
『ふかやの野菜をプラス1皿! 野菜でTUNAGU(つなぐ) 明日の健康!』
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