■シャキシャキ・とろとろ 新(春)キャベツ
春が近づき、『新』という言葉がピッタリの季節です。『新』がつく野菜と言えば、新タマネギや新ショウガ、新ゴボウなどがありますが、今回の主役は『新(春)キャベツ』です。
キャベツは、春・夏(夏秋)・冬と年に3回の旬があるため、うれしいことに年間を通して食べることができます。今の時期に食べられる新キャベツは、葉の巻きが緩やかで黄緑色(きみどりいろ)、みずみずしく甘みがあって、柔らかいという特徴があります。
シャキシャキとした食感を楽しみたいときには、コールスローや浅漬け、さっと湯がいたあえ物、とろとろの食感を楽しみたいときには、ロールキャベツなどの煮込み料理がおすすめです。
栄養面では、ビタミンCや食物繊維を多く含み、キャベツから発見されたキャベジン(ビタミンU)が胃腸の働きを助けてくれます。会食が多くなるこの時期、新キャベツと共に、新しい出会いや楽しい時間を過ごしたいですね。
東都大学 管理栄養学部 管理栄養学科准教授
管理栄養士 神田聖子(かんだせいこ)さん
■キレイ・元気を応援します! No.129
○肉と野菜が一皿で摂れる栄養豊富なスープです
『ポトフ風ロールキャベツ』
[おすすめポイント]
・ブロッコリーやニンジンで彩りをプラス!
・コンソメで煮ることで味が深まり、おいしく仕上がります
[栄養価(1人分)]
エネルギー:296kcal
たんぱく質:18.3g
脂質:16.0g
炭水化物:30.0g
塩分:2.8g
[材料(2人分)]
・春キャベツ4枚
肉種:
・豚ひき肉200g
・タマネギ1/2個
・パン粉大さじ2
・卵1個
・塩コショウ小さじ1/2
・ウインナー4本
・ジャガイモ2個
・タマネギ1/2個
・ニンジン1/2個
・ブロッコリー12房
・コンソメ小さじ5
・塩コショウ少々
[作り方]
(1)キャベツを1枚ずつきれいに剝がし、水で洗う。鍋にたっぷりの湯を沸かし、小さじ1程度の塩(材料外)を加え、キャベツを1分程ゆでる。しんなりしたら流水にあげて冷ます。
(2)肉種は、タマネギをみじん切りにして、フライパンであめ色になるまで炒める。粗熱が取れたら、ボウルで他の肉種の具材と混ぜ合わせ、粘りが出たら(1)で包む。
(3)ジガジはる。ネャイモとニンン皮をむき、一口大に切タマギは1cm幅にスライスする。ブロッコリーは小房に分けておく。
(4)鍋に水900mLとコンソメを加え、ブロッコリー以外の(3)の野菜とウインナーを入れて火にかける。煮立ったらロールキャベツを、キャベツがほどけないように入れ、ふたをして弱火で20分煮る。その後ブロッコリーを加え5分煮る。
(5)塩コショウで味を整えたら、お皿に盛り付けて完成。
(レシピ作成:東都大学管理栄養学部、料理:管理栄養学部生 根岸夢紗(ねぎしみすず)、羽染玲那(はそめれな))
『ふかやの野菜をプラス1皿! 野菜でTUNAGU(つなぐ) 明日の健康!』
<この記事についてアンケートにご協力ください。>