情熱世代 夢追い人

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■努力は裏切らない
石川皇輝(いしかわおうき)さん
第17回全国中学生空手道選抜大会優勝(吉岡中2年)

◇空手の魅力
姉の影響で幼稚園の年中から始めた空手。姉が楽しそうに取り組む姿を見て、達成感がありそうだなと感じていました。始めた頃は、主に組手をやっていましたが、小学生に上がる頃に形(かた)に変更しました。形は、技のスピード、キレや正確性を競う競技で、自分に向いていると感じています。練習は大変な時もありますが、苦手な部分を改善できた時に達成感や楽しさを感じます。大会で相手に勝つことができると、やったぞ!という気持ちになり、それがモチベーションになっています。

◇周囲のサポートを力に
中学校では空手部がないので違うスポーツの部活に所属していますが、顧問の先生や部活の友達は空手に時間を割くことに理解を示してくれています。
また、家族はいろいろな面で私をサポートしてくれます。父は毎日の練習に車で送り迎えをしてくれますし、母は栄養のバランスを考えたご飯を作ってくれます。また、祖父母はどんなに大会の会場が遠くても毎回応援に来てくれます。学校や友達、家族の協力のおかげで空手の練習に集中できているので、とても感謝していますし、大会で良い結果を出すことが恩返しになっているのかなと思っています。

◇自分を信じて
形は自分と向き合う時間が多く、弱みが明確になります。練習の時には、そういった弱みを研究し、少しずつ修正して、完成度を高めていき、まずは目の前の大会で活躍できるよう頑張りたいと思っています。
私は同世代の人に比べて体が小さいですが、技のスピードやキレは誰にも負けない自信があります。8月にある全国大会では自分よりも体が大きな上級生相手と競い合うことになりますが、今まで自分がやってきたことを信じて形を表現していきたいと思いますので、応援してもらえるとうれしいです。