世界から評価される作品を作り続けたい
飯田(いいだ)和孝(かずたか)さん
TBSテレビ制作局ドラマ制作部プロデューサー
◆制作の道を目指したきっかけ
子どもの頃は外で遊ぶのが好きでドラマやゲームは全く興味がありませんでした。ただ、アニメだけはすごく好きで、特に「ドラゴンボール」はテレビに食いつくように見てましたね。
中学と高校時代は野球部でずっと野球をやっていたので今の仕事とは程遠い生活を送っていました。ですが、高校3年生の進路を決める時期に当時放映されていた「3年B組金八先生(第5シリーズ)を見たことをきっかけに、教師を目指そうと思い、教育学部に進学しました。
その後、進路を考える時期になった時、教師になる前に社会を知っておきたいと考え民間企業に就職しようと思ったんです。当時はやりたいことが決まっていませんでしたが、自分の進路がドラマに影響されたことや、大学時代に英語演劇サークルに入っていて、演技の世界に興味を持っていたことから、テレビ局のドラマ制作部を志望して就職しました。
◆思い出深い作品日曜劇場「陸王」
私が携わった今までの作品の中で、2017年に放送された「陸王」という作品が、特に印象に残っています。というのも、「陸王」の舞台はお隣の行田市ですが、撮影で熊谷スポーツ文化公園など、熊谷市内でも撮影できたからです。慣れ親しんだ地元で撮影ができたことで、地元に恩を返せたのかなとも思っています。少し前の放送作品ですが、市民の皆さんが見てくださっていたら嬉しいです。
◆大好きな「うちわ祭」
私は小さい時からお囃子(はやし)会に入っていたくらい「うちわ祭」が大好きです。たぶん、私ほどうちわ祭が好きな人はいないんじゃないですかね?(笑)それくらい大好きで、毎年うちわ祭の時期になると、熊谷に帰り、お祭りを楽しんでいます。
熊谷は都心からは新幹線で一本とアクセスも良く、星川通りやスポーツ文化公園、熊谷桜堤などたくさんの魅力がある地域だとつくづく実感しています。いつか熊谷を舞台にした映像作品にも挑戦してみたいですね。
◆おもしろい作品を作り続けたい
「これおもしろいね」ってたくさんの人に言ってもらえるのはやっぱりうれしいですそう思ってもらえるドラマを作り続けたいという思いは常に抱いていて、映像の仕事に携わる者としての目標でもあります。
今後は、日本の方はもちろん、世界中の人たちにも楽しんでもらえるような作品作りを頑張っていきたいと思っています。また、私の作品を通じて、なにかを得てくれる方がいたらうれしいなと思います。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>