偉人の教え、理想を胸に
来年は新札が発行されます。1万円札は近代日本経済の父と称される渋沢栄一。5千円札は女性の地位向上と教育に尽力された津田梅子。そして千円札は伝染病の研究で功績をあげた北里柴三郎になります。コロナ禍(か)で大きな影響を受けた社会や経済は、現在回復期にあるとはいえ、これからも感染症の危機は続くことでしょう。また、多様性が叫ばれる今日、女性が活躍できる環境づくりは今以上に求められるものだと思っています。新札の顔として登場する方々はこうした今の時代にふさわしく、来年以降の日本経済が発展することを願うばかりです。
今年、北区にある渋沢栄一の資料館に足を運びました。渋沢の理想は何事にも真心を尽くし思いやりを持つという忠恕(ちゅうじょ)、そして多くの力を集めて事業を行う合本(がっぽん)主義です。また、国際間の経済の協調が民心の平和につながることを願い、第一次世界大戦終結後に、創設されたばかりの日本国際連盟協会の会長に就任しました。渋沢の理想は決して色あせることなく、今こそ求められているものだと思います。知恵と真心を集め、来年は平和な日々が続きますように。
狭山市長 小谷野剛
≪市長の主な動き≫
11/2・4・5…市民文化祭
11/8・22…定例庁議
11/10…ワージントン市民親善訪問団表敬訪問
11/12…さやま大茶会
11/19…総合防災訓練
11/20…定例記者会見
11/24~…市議会第4回定例会
11/25…埼玉県西部地域まちづくり協議会設立35周年記念式典
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