今月の特集は「自分の身近にいる大切な人が認知症になったら、どう向き合うか」をコンセプトにしています。記事の編集を行うに当たり、私自身、家族の誰かが認知症になったときのことを考え、自分事として準備ができているかと内省しました。その結果「その時が来たら大変だな」という程度にしか認識していなかったことに気付き、私と同じような立場の人に、認知症と向き合う機会を作ってもらいたいと考えました。
このことを記事の中でご紹介した猪鼻伸代さんに話してみたところ「心構えや準備をしておくことは大事ですが、介護が必要になる時までに、その人と良好な関係性を築いておくことも同じくらい大事ですよ」という言葉が返ってきました。最近、足が遠のきがちになっている実家にも顔を出して、家族とゆっくり話す時間を作ろうと思います。
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