(特集)令和6年度 市長施政方針・予算-3-

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【テーマ3】
■楽しめる健康高齢社会を
子どもから高齢者まで健康で暮らすことができるよう、安心、健康、便利な社会を作ります。

◇高齢者の見守り体制の充実…76万1千円
一人暮らしの高齢者の孤独死などを未然に防ぐため、別の場所で暮らす家族が見守ることのできる機器の設置費用を補助します。また「ひとり歩き高齢者安心シール」の機能を講座やチラシで周知し、地域全体で見守り体制の拡充を図ります。

◇幅広い世代の健康づくり…300万円
サピオ稲荷山にeスポーツをはじめ、健康増進と交流促進に資するさまざまな機能の導入を検討し、幅広い世代が楽しみながら体力づくりを行うことができる施設となるよう取り組みます。また、eスポーツの体験イベントを実施し、認知度を向上させ理解促進を図ります。

◇がん・疾病対策の総合的な推進…2億6,940万4千円
女性特有のがんの検診受診率を向上させ、乳がんや子宮がんの早期発見と治療につなげるため、女性のがん検診初回無料キャンペーンを継続します。また、がん患者の経済的負担の軽減や療養生活の質を向上させるため、ウィッグや帽子、胸部補整具といったアピアランスケア用品の購入費用を助成します。
新たに帯状疱疹のワクチン接種費用を助成し、発症と重症化を予防します。

【テーマ4】
■市政運営をみんなの力で
市民、団体、事業者、行政が協働し、新時代にふさわしい元気なまちづくりを進めます。

◇スマート自治体への転換…5,227万円
窓口にマイナンバーカードなどを利用した申請書自動作成機や、住民票の写しなどの証明書を取得できるキオスク端末を設置し「書かない窓口」を推進します。また、オンライン手続きでの円滑な情報収集と手続きを実現するために、ライフイベントごとに必要な手続きが確認できる「手続ナビゲーションサービス」や、市が有する地理情報をインターネットで閲覧できる「公開型GIS」を市公式ホームページに掲載するなど「行かない窓口」を推進します。
地区センターにおいて、行政手続きの拡充や、タブレット端末を使用した本庁舎とのオンライン相談を実施するとともに、キャッシュレス決済を導入します。

◇防犯対策の充実…1,500万円
高齢者や子どもたちなどが事件や事故に巻き込まれないよう、通学路や駅前周辺など100カ所に防犯カメラを設置し、警察と連携して犯罪の発生抑止に努めます。

◇危機管理体制の充実…1,397万8千円
激甚化・多様化する自然災害に備えて「狭山市地域防災計画」を全面改定します。また「被災者支援システム」を更新し、迅速な罹災(りさい)証明書の発行や、建物被害調査結果の登録をスムーズに行えるようにします。

◇女性活躍の推進…100万円
女性が働きやすい職場環境の改善に取り組む市内事業者に対し、授乳室などの設置やトイレの改修に要する経費を補助します。また、民間企業で活躍する女性担当者の交流会や研修会などを実施し、女性の能力を活かせる環境改善につなげます。

◇ともに未来へ～70周年事業～…2,997万4千円
狭山市は7月1日に市制施行70周年を迎えます。記念式典をはじめとした70周年事業を実施し、市民と共に豊かな未来を紡ぐ契機とします。(8ページに関連記事あり)(※本紙をご覧ください)