私の夏休みの思い出は図書館と共にありました。プールを併設した狭山台図書館が完成した当時、私は小学4年生。親からもらった100円玉を握りしめ、心弾ませながらプールに向かって自転車をこいだことを思い出します。また、中学3年生の頃には、朝から学習室に通い詰めて参考書とにらめっこ。まとわりつくような暑さの中、自分は快適な環境で勉強できているという、よく分からない優越感に浸っていました。
今回の特集記事を作成するに当たり、約30年ぶりに狭山台図書館のプールサイドに立つと、当時の思い出が止めどなく溢(あふ)れてきました。年々厳しさを増す暑さの中で、外で遊ぶにも注意しなければならない今の子どもたち。それでも大人になって「あの時最高だった」と思えるような夏休みを過ごしてもらいたいと思いました。
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