狭山の隠れたいいところを、広報課の職員が取材しお伝えします。
狭山の特産品「サトイモ」を堪能
今月は、新春特集2025年狭山で輝くチャレンジャーで、JAいるま野さといも部会長の山下真司さん(P7)にお話を伺いました。山下さんのお話によると、狭山のサトイモがおいしい理由はまず土壌に恵まれていること。特に堀兼地区は、粘土質の赤土でサトイモ作りに適しています。次に灌漑(かんがい)設備が充実していること。サトイモの生育には多くの水を与える必要があることから、特に夏場の散水が重要になります。こうした条件の良さと生産者の皆さんのたゆまぬ努力により、サトイモの品質が保たれていることが分かりました。取材後には、市内で最も多く生産されている「土垂(どだれ)」という品種のサトイモをご厚意で提供していただきました。
この機会に狭山のサトイモの魅力やおいしさをお伝えしたいと思い、実際に広報さやま編集チームで調理して味わってみることに。頂いたサトイモを使って豚汁作りに挑戦しました。JAいるま野の直売所「あぐれっしゅげんき村」で狭山産の野菜を買いそろえ、調理開始。ツルツルしたサトイモの皮を剥くのに苦戦しながらも作り進めていくと、段々と野菜の良い匂いが。具沢山の豚汁が出来上がりました。サトイモを口にすると、噛むたびにねっとりとした食感が広がり、旨味とともに口の中でとろけていきました。豚汁のほっこり優しい味が染みわたり、心も身体(からだ)もポカポカに。疲れが吹き飛びました。
今シーズンのサトイモは、夏場の降雨量に恵まれたため、質の良い出来になったそうです。皆さんも、地元の特産品であるサトイモをさまざまな料理で味わってみてくださいね。
問合せ:農業振興課へ
【電話】2937-7543
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