【くらしの110番】トイレ・水回りの修理

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■「今から改めて会社に依頼の電話を掛けて」という業者からのお願いに注意
◆事例
トイレが詰まったので、ネットで「詰まり修理220円から」と広告している業者に電話で修理を依頼した。作業員が来て、初めに6千円の高圧ポンプ洗浄、次に3万円の便器取り外し洗浄の作業をしたが直らなかった。最後に「特殊車両での作業が必要なので、今から会社に電話を掛けて車両チャーターと作業を依頼してほしい。」と言われ電話をした。作業後、代金25万円を支払った。
しかし、広告の金額からは思いもよらない金額だったことに納得いかず、クーリング・オフを申し出たところ「改めて電話で依頼を受けているので、広告の依頼とは別の契約だ。クーリング・オフ対象外だ。」と言われ困っている。

◆主な特徴と問題点
水回り修理の広告を安価でうたいながら、現場で次々と不要な作業を持ち掛け、その場で改めて作業依頼を求める業者の相談が寄せられています。「見積もりのために呼んだ業者にその場で商品を勧誘され契約した。」「広告で安価だったため呼んだが、作業や商品購入を次々と迫られ、実際の請求額が広告と大きく異なった。」などの事例は、クーリング・オフが可能とされています。それに対し「消費者が改めて作業依頼したので、初めとは別の依頼による契約」として、クーリング・オフや解約に応じないケースが見られます。
クーリング・オフが可能かどうかは、契約のきっかけや、業者の説明・金額に消費者が納得していたかなどの要因により異なります。トラブルを避けるためにも安易な対応は控えるよう注意が必要です。

○消費者へのアドバイス
(1)現場で次々と作業を提案される場合は要注意です。また、作業員から「今から改めて会社に依頼の電話を掛けて」と求められても、言われるままにしないようにしましょう。
(2)焦らずに金額や作業内容を確認し、納得できなければ作業を断る姿勢がたいせつです。
(3)最終的に納得できない金額を請求された場合は、作業後でもその場で支払わず、消費生活センターにご相談ください。

消費生活センターへのお電話は、消費者ホットライン【電話】「188」へお掛けください。

■白岡市消費生活センター相談日
相談曜日：月曜日～金曜日(祝日を除く。)
相談時間：午前10時～正午、午後1時～3時
場所・連絡先：市役所2階　【電話】0480-93-7700

問合せ：埼玉県消費生活支援センター熊谷
【電話】048-524-0999　午前9時～午後4時(土・日曜日、祝日を除く。)