肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。早期には症状が出にくく、進行すると、咳や血痰、呼吸困難などの症状が見られます。
部位別がん罹患数での、肺がんの順位は、男性4位、女性3位ですが、部位別がん死亡数では、男性1位、女性2位と高く、がんで亡くなるかたの全体の2割近くが肺がんで亡くなっています。
[部位別がん罹患数]
[部位別がん死亡数]
出典:最新がん統計国立がん研究センター
■肺がんを早期発見・予防するために
○継続して、がん検診を受ける
肺がん検診は、胸部X線とハイリスクのかたへのかくたん検査で行われます。検診で見つけることが出来るがんの大きさは1cmで、がんが1cm大になるまでに10~30年掛かります。しかし、1cmから2cmになるまでには2年弱しか掛かりません。がんの早期発見のために、1年に1回、継続して検診を受けましょう。
○禁煙をする
喫煙者が肺がんになる確率は非喫煙者と比べ、男性は約5倍、女性は約4倍になります。また、喉頭、すい臓、肝臓などのがんの発症だけでなく、心臓病や脳卒中を引き起こし、寿命を約10年縮めると言われています。さらに、非喫煙者でも、受動喫煙により肺腺がんのリスクが約2倍にもなると言われています。
問合せ:健康増進課成人保健担当
【電話】0480-92-1201
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