【特集】たいせつな家族を犯罪から守るために

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令和5年に市内で発生した犯罪件数は、警察が把握しているだけで241件あり、1週間に約4件の犯罪が発生したことになります。
中でも、乗物盗・侵入盗・車上狙いといった窃盗の件数は令和4年と比べて増加傾向にありました。
また、全国で相次ぐ住宅強盗にも注意が必要です。
これらの犯罪被害に遭わないよう、防犯への意識を高め、対策を行いましょう。

安心安全課　畠山(はたけやま)主事と上戸鎖(かみとくさり)主事が近年の犯罪状況や防犯対策をご紹介します。

◆市内の犯罪件数：241件・市内で発生した窃盗犯の内訳：191件(久喜警察署調べ)

◆窃盗被害に遭わないために
●自転車への対策
・2つ以上の鍵を用意する
●自動車への対策
・ハンドルロック
・タイヤロック
●侵入窃盗への対策
(1)在宅中でも必ず施錠
家人が在宅中でも侵入されるケースがあります。「家に人が居るから」と施錠しないのは絶対にダメ!2階の窓もしっかり施錠しましょう。
(2)防犯用品で犯人を撃退
「防犯カメラ」や振動で感知して大きな音で犯人を威嚇する「警報機」など、場所に応じた防犯用品を活用しましょう。
(3)照明の工夫
外部や玄関周りを明るく保つことで、不審者を寄せ付けない効果があります。人が近づくと点灯する「センサーライト」も効果的です。
(4)「地域の目」で安全な街に
侵入犯罪の6割は「近所の声掛けや、見られた」という理由で犯行を諦めたというデータもあります。ふだんからあいさつ、声掛けを励行するなど、ご近所付き合いを大事にしましょう。

◆こんな犯罪にもご注意ください
〔金属類の窃盗〕
近年の金属価格の高騰に伴い、身の回りの金属類が窃盗のターゲットになっています。
・道路脇の側溝蓋(グレーチング)
・農業用バルブ
・エアコン室外機

〔闇バイト強盗〕
「闇バイト」とは、インターネット上で募集される違法な仕事で、強盗や犯罪行為に関与することを指します。「高収入」「簡単に稼げる」など甘い文句で、経済的に困窮している若者を狙います。このような情報に接した場合は、すぐに警察や専門機関に相談してください。
犯行は、集団行動・計画的であることが特徴です。中には、リフォーム、修理、買取業者を装い下見をしている事例もあります。不審な訪問があった場合は、安易にドアを開けず、インターホンで対応し、相手の身分をしっかり確認しましょう。

〔特殊詐欺〕
令和5年の特殊詐欺被害は埼玉県全体で被害総額は約32億円、白岡市でも約300万円の被害がありました。
令和6年は9月末までに埼玉県の被害金額が既に約32億円に達しており、前年度より増加傾向となっています。市では警察から特殊詐欺の予兆電話や詐欺被害の連絡を受け、安心安全メールや防災行政無線で注意喚起を行っています。注意喚起を行った後は特に不審な電話に注意してください。

対策：「犯人と話をしない」ことがポイントです。不審な電話があっても、慌てず家族や警察に相談しましょう。
・非通知の電話は着信拒否する
・ナンバーディスプレイを利用する
・掛かってきた電話には、留守番電話で対応する

◆防犯の意識を高めましょう
市民の皆さん一人一人が高い防犯意識を持ち、身の回りの防犯対策を行うだけでなく、最新の防犯情報の収集や、地域コミュニティに参加し、防犯活動を行うことが重要です。

〔全国地域安全活動〕
10月11日(金)～20日(日)に全国地域安全活動が実施されました。市内では、自主防犯活動団体によるパトロールや、10月17日(木)に駅周辺で、地域防犯推進委員と久喜警察署による啓発活動を実施しました。

〔防犯情報の把握〕
市や警察が発信する最新の防犯情報を収集し意識を高めましょう。
・白岡市安心安全メール
・埼玉県警メールマガジン
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。

問合せ：安心安全課防犯・交通安全担当
【電話】0480-92-1111
内線372・374