「白岡遺産」制度とはなにか
「白岡遺産」制度とは、令和3年に文化庁の認定を受けた「白岡市文化財保存活用地域計画」に従って市教育委員会が推進するもので、白岡市の歴史文化を象徴し、「白岡市民として誇りうるもの」、「守り伝えてゆきたいもの」を一体的・総合的に守り伝えていくための方策の一つとして、市民なら誰でも提案することができる文化財保護の仕組みのことです。
「白岡遺産」の対象となるものは、既に指定されている文化財はもちろん、未指定の文化財や、伝承・伝説、ふるさとの自然や気候風土、文化財を支える人々の活動など、これまでの「文化財」の概念を超え、市民が守り伝えたいと考えるモノ・コト・トコロなどさまざまなものが含まれます。
これらをストーリーやキーワードで結び、保存・活用の対象とし、複数の市民からなる保存団体を組織し、どのような活動を行い、どのように保存・活用していくのか、具体的な「事業計画」とともに申請し、「白岡遺産保存活用市民会議」によって認定を受けたものが「白岡遺産」となります。「市民会議」は、白岡遺産の認定のほか、団体活動の支援、文化財の活用に関する提案、まちづくり団体等との連携・調整、情報発信その他のお手伝いを行います。
今後、隔月で、認定されている6つの「白岡遺産」を紹介します。
白岡遺産は「市民提案型の保護制度」ですので、市民の皆さんの発意で増やすことができます。ご紹介する6つの白岡遺産を参考に、皆さんも地域の文化財に親しむとともに白岡遺産を増やし、守り続ける活動に積極的に取り組んでいただきたいと思います。
問合せ:生涯学習課文化財保護担当
内線522
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