篠津地域に広がっていた耕作放棄地が、世界最大級のいちご農園に生まれ変わります。最先端の農業技術を使用したいちご栽培が、白岡市内で展開される予定です。
◆新たないちご農園は、白岡市内のこれまで耕作放棄地だった場所に開園される予定です。
現在、この土地では土地改良事業が進行中で、農業用の圃場や排水設備などの整備が始まっています。
いちご農園については、(株)サラダボウルが、併設される物流倉庫は、東急不動産(株)が事業を進めていく予定です。
(株)サラダボウルは山梨県中央市などで、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)を駆使したスマート農業を展開しており、今回の事業では、篠津地区の耕作放棄地、約20haにスマート農業を駆使することで、先進的な技術を活用した効率的ないちご生産が期待されます。
◆7月24日(水)にロイヤルパインズホテル浦和で、(株)サラダボウル田中進(たなかすすむ)代表取締役、東急不動産(株)西田恵介取締役執行役員、白岡市長藤井栄一郎が事業発表会を行いました。
事業発表会には、新聞やテレビの記者による取材に加え、Youtubeでの生配信も行われ、全世界に「白岡市」をPRしました。
事業発表会では、AIなどを活用した最先端のスマート農業による大規模農場運営であることや、次世代いちご農場を中核とした通年生産及び、野菜・果樹などの多品目複合生産を行うこと、さらに、地域生産者と連携した直売、加工、飲食などの6次産業化事業を行うなど、脱炭素化社会の実現だけでなく、地域の賑わいの創出、災害対策、物流危機の解決などにも貢献する大きな取組みであることが発表されました。
◆白岡市長 藤井(ふじい)栄一郎(えいいちろう)コメント
白岡市篠津地区は、東京都心から約40km。電車で約40分。東北道と圏央道のジャンクションがある、都市と田園の魅力が一つになった素晴らしい所です。
この白岡市を、全国の候補地の中から選んでいただいた株式会社サラダボウルの田中(たなか)社長、東急不動産株式会社の西田(にしだ)取締役執行役員には、この場をお借りして深く感謝申し上げます。
今回、素晴らしい場所に生まれ変わることになったこの篠津地区には、耕作放棄地の解消という長年の課題がございました。私は、市長になる前の市議会議員時代から、この課題に積極的に取り組んでまいりました。そして4年前に市長に就任してからは、一貫してこのプロジェクトを応援し、今日に至ったわけでございます。今は、まさに感無量、心躍り大変ワクワクしているところでございます。
また、プロジェクトの推進に当たり、関係者の皆様には、多大なる御支援、御協力を賜り、重ねて厚く御礼申し上げます。
さて、我が白岡市は、埼玉県内有数の梨の産地として、全国から高い評価をいただいているところでございます。これからは、梨とともに、県内有数のいちご産地として、日本全国、あるいは全世界に向けて発信してまいる所存でございます。
いちごといえば何を連想しますか?「つぶつぶ感」、「ほのかな甘み」などありますが、やはり情熱的な赤を思い浮かべませんか?白岡市もいちごの産地として発展し、全国のかたがたから梨の白といちごの赤、まさに紅白のイメージとして白岡市が連想されるよう、今後もできる限りのことをやっていきたいと考えております。
問合せ:農政課農政担当
【電話】0480-92-1111
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