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SDGsとごみ問題(1)

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埼玉県神川町

SDGs(エスディージーズ)は世界中で取り組む大きな目標ですが、身近なごみ問題にも関係があります

ごみは人が生活すると必ず発生します。ご飯を作ると生ごみが出ます。ジュースを飲むとペットボトルのごみが出ます。ティッシュで鼻をかむと紙くずが出ます。
もしこれらのごみが正しく処理されないと、町中がごみであふれ、ネズミや虫が大量発生したり、病気が広がってしまったり、海がプラスチックごみだらけになってしまったり・・・
どれもどこか遠い国の話でしょうか。本当にそうでしょうか?
下の写真は、町のごみ収集所で見られた違反ごみの一例です。違反ごみは収集されません。もし、ごみが収集されずにそのままだとしたら、まさかと思っていたことが現実の話になってしまうかもしれません。

◆回収されません!
・認定袋に入っていないごみは収集されません
・認定袋を貼っただけのごみは収集されません

環境省の予測では、およそあと20年で日本全国のごみの埋め立て場・最終処分場が満杯になり、ごみを埋め立てできなくなるといわれています。ごみを正しく処理できなければ環境が破壊され、不衛生な状況により人の健康を害してしまいます。反対にきちんと処理してリサイクルを進めていけば、天然資源を守り住みやすい社会を作ることができます。
ごみの分別や正しい出し方を守ることは、安心・安全な暮らしを続けるために必要なことであり、SDGs(持続可能な開発目標)の取組みにもつながっているのです。

◆SDGsってな~に?
先進国・途上国すべての国を対象に、経済・社会・環境の3つの側面のバランスが取れた社会を目指す世界共通の目標として、2015年9月に国連で採択されました。貧困や飢餓、水や保健、教育、医療、言論の自由やジェンダーなど、人々が人間らしく暮らしていくための社会的基盤を2030年までに達成することが目標で、17のゴール(目標)とそれぞれのより具体的な169項目のターゲット(達成基準)があります。

◆ごみ問題と関係の深い4つの目標
◇目標11
―きちんと分別し、ルールを守ってごみを出す―
家庭から出たごみは、決まった日に収集所に出すと収集車で集められごみ処理施設に運ばれます。当たり前のことかもしれませんが、安心して暮らしていくためにはとても大切な仕組みです。
ごみが安全に収集・処理され、限られた資源がリサイクルされるようにきちんと分別し、ルールを守ってごみを出しましょう。

◇目標12
―食品ロスを減らす―
日本では1年間に約523万トンの食品ロスが出ています。これはすべての人が毎日ご飯を茶碗1杯分捨てていることになります。それらを捨ててしまうことはもったいないだけでなく、処分するためにたくさんの費用がかかります。
普段からご飯を残さずしっかり食べることが、ごみを減らすことにつながります。

◇目標13
―4Rの実践でごみを減らす―
リサイクルされない家庭ごみの多くは、ごみ処理施設の焼却炉で燃やすことになります。ごみを多く燃やすとたくさんの二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因となります。
4R※の実践で燃やされてしまうごみを減らし、未来の地球を守りましょう。

◇目標14
―マイボトル・エコバッグを持ち歩く―
ポイ捨てされたプラスチックごみは、分解されずに最終的には海に流れ着きます。2050年には、海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回るとういう予測もあります。
海を守っていくために、マイボトルやエコバッグを常に使用し暮らしの中にある身の回りのプラスチックごみを減らすよう心がけましょう。

※4Rとは、Reduce:ごみを減らす、Reuse:繰り返し使う、Recycle:資源を有効活用する、Refuse:ごみになりそうなものを断るの頭文字をとったものを4Rという。

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