自動車の事故や故障等が発生した際、消費者自身で対処することは難しいケースが多いため、ディーラーや修理業者、ロードサービス業者といった専門の事業者に依頼することが一般的です。ところが自動車のトラブルに慣れていない消費者が慌ててインターネットで検索し、安価な料金表示の広告を見て依頼したところ、実際には高額な費用の請求を受けたといった相談が寄せられています。
◆事例
旅先で車のバッテリーが上がり、慌ててインターネットで検索し、「バッテリー修理〇千円~」というロードサービス業者の広告を見て電話した。正確な料金は実際に見てからと言われたが、早く帰りたい一心で来てもらった。現地に来た業者は状態を確認し、作業前に20万円を請求してきた。あまりにも高額で驚いたが、ここまで呼び出して何もせずに帰ってもらうのは気が引け、作業を依頼し料金を支払った。後日、自動車保険にロードサービス特約が付いていたことを思い出した。
◆消費者へのアドバイス
(1)まずは冷静になり、契約している損害保険会社や保険代理店に問合せましょう。自動車保険にはロードサービスが付帯しているケースが多いので、日頃から保険の内容を把握しておきましょう。
(2)ロードサービス業者サイトの表示や電話で説明された料金を鵜吞みにしないようにしましょう。
(3)請求された金額や作業内容に納得ができない場合は、きちんとした説明を求めましょう。
(4)消費者がもともと高額な代金を伴う契約を結ぶ意思を持っていなかったといえるケースでは、クーリング・オフが可能な場合があります。
◇困った時には、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
消費者ホットライン【電話】188(いやや)
埼玉県消費生活支援センター熊谷【電話】048-524-0999
問合せ:経済観光課 商工観光担当
【電話】0495-77-0703【FAX】0495-77-3915
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