◆見逃さないで熱中症の初期サイン
熱中症は、気温や湿度の高い環境にいることで体温の調節がうまくいかず、めまい、吐き気、頭痛などの症状が起こります。屋外はもちろん室内でじっとしていても発症することがあり、重症化すると命の危険もあるので注意が必要です。
これからの季節は、気温や湿度がともに上昇し、熱中症の危険性が高まります。6月は梅雨の合間に気温が突然上昇する日もあるので、熱中症の初期サインを見逃さず対策をしっかり行いましょう。
◇埼玉県内での熱中症の状況
埼玉県内では、令和5年6月に約500人が救急搬送されています。これは、1日に15人以上が搬送されていることになります。7月はさらに増え約2,500人が救急搬送されています。1日に80人以上の搬送となり、県内の市町村人口で割ると、神川町でも毎日1人搬送されている計算となります。
また、全体の搬送者数のうち約30%が入院の必要がある状況となっています。
令和5年度熱中症搬送件数(埼玉県)
◇熱中症の初期サインに気を付けましょう!
熱中症の代表的なサインとして、「めまいや立ちくらみ、足がつる」などがあります。
熱中症は、「まだ大丈夫」と無理をしてしまうことから始まるといわれています。初期サインが出たら水や塩分の補給、冷房の効いた部屋、木陰などの涼しい場所で休むようにしましょう。
◆「熱中症特別警戒アラート」が始まります
「県内全域の暑さ指数(WBGT)35以上の、過去に例のない広域的な危険な暑さ」が予測される際に、熱中症特別警戒アラートが発表されます。
昨年は地球沸騰化という言葉も生まれ、非常に暑い夏でした。しかし、過去に「熱中症特別警戒アラート」の発表基準と同様の状況になったことは一度もなく、誰もが経験したことのない暑さです。
発表された際は、エアコンを適切に使用し、こまめに水分・塩分の補給をしましょう。また、発表時には神川町総合福祉センター、中央公民館、多目的交流施設の各施設開館日の午前9時から午後5時の間にクーリングシェルターを開設予定です。
問合せ:保健センター
【電話】0495-77-4041【FAX】0495-77-0550
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