冠婚葬祭互助会とは、月掛金を積み立て、冠婚葬祭のサービス費用の一部に充当して負担を軽くするための仕組みです。月掛金は冠婚葬祭サービス費用の他、式場や斎場の建設費や維持費、備品費などにもあてられます。入会は実際の利用場面を想定して検討しましょう。
◆事例
加入している冠婚葬祭互助会のサービスを利用せずに解約を申し出たら、高額な手数料を差し引かれることが分かった。契約時に説明がなく納得できない。
◆消費者へのアドバイス
(1)冠婚葬祭互助会の積立ては、冠婚葬祭等のサービスを受けることが目的なので、預貯金とは異なり利息は付きません。また、サービスを利用せずに解約する場合は解約手数料が差し引かれます。加入の必要性を十分検討し、契約内容や解約条件をよく確認しましょう。
(2)互助会会員であっても、実際の葬儀や結婚式の際には追加費用が必要となる場合があります。
(3)葬儀の打ち合わせは、可能な限り親族や第三者が同席するなど複数で行いましょう。
(4)葬儀の打ち合わせ時に互助会の会員契約をした場合は、訪問販売に該当し、クーリング・オフできる場合もあります。
◆困った時には、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
・消費者ホットライン【電話】188(いやや)
・埼玉県消費生活支援センター熊谷【電話】048-524-0999
問合せ:経済観光課 商工観光担当
【電話】0495-77-0703【FAX】0495-77-3915
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