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かみかわの歴史・発見‼

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埼玉県神川町

◆第45回 住居野の獅子舞
獅子舞は獅子頭をかぶって舞い踊る民俗芸能です。神川町では八日市地区、池田地区、渡瀬地区、上阿久原の住居野(すまいの)地区で獅子舞が伝えられています。町内の獅子舞は五穀豊穣・家内安全・厄払いなどのために奉納され、町内の4つの獅子舞は神川町無形民俗文化財に指定されています。
今回の『かみかわの歴史・発見!!』は表紙写真の「住居野の獅子舞」について説明します。
住居野の獅子舞は歴史が古く、なんと200年以上も続いています。これは文化2年(1805)に獅子頭や獅子舞に関する文書が焼失したという記録からわかります。この時消失した獅子頭は再彫刻され、その後も獅子舞は続けられました。しかし明治14年(1881)12月再び火災にあいその獅子頭も消失してしまいます。現在使用されている獅子頭は明治19年(1886)に住居野地区内で桐材により再々彫刻をしたものです。獅子舞の奉納は毎年10月15日の秋祭に鎮守である住居野丹生(たんしょう)神社に五穀豊穣や厄除けを願っておこなわれています。
住居野の獅子頭は秩父系統のものと考えられ、鳥の羽根などを使用しています。これは町内の他の地区とは異なる住居野の獅子舞独自の特徴です。

問合せ:生涯学習課 文化財担当
【電話・FAX】0274-52-2586

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