新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、健やかで希望にあふれた新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃より町政に対するご支援とご協力をいただき、心から御礼申し上げます。
まず、昨年の1月1日に発生した能登半島地震において被災されました皆様に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。昨年は各地で地震や大雨による災害が発生し、自然災害の脅威を思い知らされました。その中でも復興に向けてご尽力されている方々に、心から敬意を表するとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
町でも、皆様の安心・安全のため、土砂災害訓練の実施や自主防災組織への支援を行っています。昨年は、異常気象の原因ともされている二酸化炭素の排出量の抑制を目指し「神川町ゼロカーボンシティ」を宣言し、古紙リサイクルステーションの設置や省エネ家電買替促進補助金事業等を実施するなど、環境面からも減災に向けた取り組みを進めております。
さて、町の昨年を振り返りますと、4月に民間組織の「人口戦略会議」より「消滅可能性自治体」に位置付けられました。町では県内でも先駆けて給食費を無償化し、令和5年度にはその対象年齢を3歳から15歳まで拡大するなど子育て支援に力を入れてまいりました。しかし出生率は低下しており、昨年3月に渡瀬保育園が閉園し、今年3月には渡瀬小学校が閉校、青柳小学校に統合されます。
「人口減少」や「超少子高齢化」など町を取り巻く様々な課題に取り組むため、町民の皆様のご意見やご提案をいただき、一人ひとりが安心して暮らすことのできるまちづくりを目指して、「子育て支援」「健康長寿」「町民参加」に力を入れてまいります。今後とも、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
結びに、本年は「巳年」です。蛇が脱皮を繰り返して成長するイメージから、巳年は「復活」と「再生」を意味します。また「巳」と「実」をかけて、実を結ぶ年とも言われています。本年が皆様にとって結び多く素晴らしい年となりますことを心からご祈念申し上げまして、年頭の挨拶とさせていただきます。
神川町長 櫻澤晃
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